生き別れの双子…は、人気歌い手…？【歌い手】

34 何この空気 ページ35

『今頃、二人共何話してるのかな…』



自ら二人の空間にしたものの、少し不安である。

彼方、余計な事言わないといいけど…




＿＿＿＿＿＿＿




そ「…。」


ま「…。」






き、気まずい。


どうしよう、自己紹介以来彼方さんとは話してないし、なんか怖い(？)し、何話せばいいんだろう…？！





Aちゃん。早く帰ってきて…






そ「…あのさ。」


ま「は、はい！」


そ「敬語じゃなくていい、俺も普通に話してるし…。」







と言われても、実際歌い手活動を始めたのはこの彼方さん…聞くに、そらるさんの後なので僕は後輩。


中々敬語は外せない…、






ま「ぜ、善処します…。


あ、ところで彼方さんはAちゃんといつ出会ったんですか？」




よし僕頑張った！！！

これ以上なにも話せない、。





そ「そらるでいい…Aとは、中学校かな。



何も見てなかった俺に世界を見せてくれた、大切な奴。」









そう言ってそらるさんは、目を細めて微笑んだ。

彼女は…彼にとっても大切な人なんだ。









と、何となく納得していると、ふいにこう宣言された。





そ「だから…、負けないから。」


ま「…え？」





ｶﾞﾁｬｯ





『上がったよ！！待たせてごめんね』


ま「お、おかえり…！」


『なんか話した？』


そ「別に…、。」





とこっちをそらるさんが見るから、僕は頷くことしかできなかった。





＿＿＿＿



よかった、特に何もなかったみたい。


ほっ。←






そ「ところで、今日の予定覚えてる？」


『覚えて…ますよ？』





なんだっけな←






そ「そう。じゃあ早速行くよ。」


『え？何処に？』


そ「やっぱ覚えてないだろ…画材買うとか言ってなかったけ？」


『あ…()』







そうだ、先週…そんな事を言ったような。←


ごめんなさい言いました。







『そうでしたごめんなさい。』


そ「はぁ…、別にいいよ。とりあえず準備してきて。」


『了解！…あ、そうだ。』


ま「？」









.









『真冬も一緒行こうよ！』









そ「…は？」


ま「へ？」


『え？』







…え？？？

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