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目黒「A…?」
『め、ぐろ。』
もう好きって思わないようにしよう、って。
そう思った時に、なんで君は来ちゃうかな。
『翔太、ごめん。先楽屋戻ってて。すぐ行くから。』
渡辺「え?あ、うん。」
翔太が楽屋に戻れば流れる沈黙。
目黒「なんで、泣いてたの。」
『…別に。デビューだなって思っただけ。』
そっか、やっと夢叶うんだもんな。って言いながら優しく頭を撫でてくれる。
そして、私の顔覗き込んでクシャって笑うの。
私の大好きな君の笑顔。
『戻ろ、楽屋。私明日忙しいし。』
目黒「そうだね。」
私より少し前を歩き出す。
最後に、
もうこれで最後だから、
私のわがまま、いいかな。
『…蓮っ。』
目黒「ん?なにっ……?」
振り返った蓮に抱きついた。
こんなことしたら、好きって思いが溢れるの、分かってる。
でも、ごめん。
もうこれが最後だから。
“好きな人”じゃなくて、メンバーに戻るから。
そう思ったらまた涙が溢れた。
『…っ、れんっ。』
目黒「??どう、した。」
『…デビュー、だね。』
目黒「ん?うん。デビューだな。」
1度離れたけど、やっぱり好きだって思った。
でも、もう次は無いんだ。
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目黒蓮side
名前を呼ばれ、振り返ると胸にAが飛び込んできた。
『…っ、れんっ。』
どうしてAは泣いてるの?
『…デビュー、だね。』
どうして、デビューだね。って言う顔が切ないの?
ただ強く抱きしめることしか出来なかった。
そして、Aの抱え込んだ思いに気づくのはまだもっと先の話。
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ゆずき(プロフ) - S_1127さん» ありがとうございます!うれしいです!!続編で書かせて頂きます! (2019年10月24日 0時) (レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
S_1127(プロフ) - このお話1番好きで何回も読み直してます!もしお時間があればドッキリGPのお話書いて頂きたいです!! (2019年10月13日 21時) (レス) id: 45fa4d853a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - Kanaさん» いつもありがとうございます!結構切なくなりそうです... (2019年10月10日 16時) (レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
Kana(プロフ) - 毎回コメすみません!あ〜(T-T)裏側ではちゃんと好きって気持ち忘れてなかったんですね(>_<)切ないです…。今回も胸がぎゅーってなりました(ToT) (2019年10月10日 0時) (レス) id: f3e4f0c0df (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - 思っていた以上に切ないお話になりそうです。それはお楽しみに!ありがとうございます。 (2019年10月9日 22時) (レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずき | 作成日時:2019年8月10日 15時