高校 ページ20
１週間後
学校には、本当は忌引やけど、病欠って伝えてもらうように頼んだ。
理由は、同じクラスに恭平がおるから。
恭平｢A、大丈夫か。...体調。てか、痩せた？｣
｢ん、もう大丈夫。｣
確かにこの1週間、ろくにご飯も食べれなかっから、痩せたかもしれん。
��｢うちのお父さんさ、ほんまにうるさいねん！！｣
��｢分かる！！すぐ怒るし！｣
こういう時に限って、クラスの仲のいい子達が【お父さん】について話し始めた。
��｢そういえば、Aのお父さんって全国回ってるって言ってたやん？何してるん？｣
もう、涙が出ないってほど泣いたのに、また泣きそうになる。
｢っ...。ごめん、事務所に連絡せんといけないの忘れてた。ちょっと電話してくるわ。｣
私は、教室を飛び出した。
恭平｢...Aっ！！｣
そんな私を、恭平が呼び止める。
けど、私はその声に振り向かず屋上へ向かった。
必死に涙を隠しながら。
恭平｢A。｣
屋上に着いた途端、恭平に腕を掴まれて向き合う形になった。
その時にはもう、涙は止まらなくて。
恭平｢何があったん？｣
｢...なんも、なんもない。｣
恭平｢なんもないんやったら、そんな泣かんやろ！
俺だけにでいいから、ちゃんと辛いなら辛いって言ってや。｣
その恭平の優しさに、さらに涙が溢れた。
｢おとう、さんが、、、事故で、亡くなった。
私の、公演見るために、大阪に帰ってきて。
私がジャニーズに入らんかったら、こんななってないのに.....。｣
恭平｢Aのせいちゃうやろ。絶対にAは悪ないから。｣
｢分かってる...でも、 辛いねん。｣
恭平｢大丈夫やから。Aには俺がいるし。Aはなんも間違ってない。｣
恭平に優しく抱きしめられて、今までにないぐらい安心感を感じた。
｢このこと、誰にも言わんといて。｣
恭平｢.....分かった。辛くなったら俺に言えよ？
で、俺んとこで泣けばいいから。｣
｢ふふっ、恭平、なんか今日カッコええな。｣
恭平｢あほ、いつもカッコイイわ。｣
｢いつもはアホやん。｣
恭平｢Aもな。｣
｢恭平より頭いいもん。｣
そんな会話をしていると、自然と涙も止まって。
恭平｢やっぱり、Aは笑顔がええよ。｣
恭平には感謝しかないな。
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ゆずき(プロフ) - Nextさん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年4月3日 18時) (
レス) id: 7cda683e74 (このIDを非表示/違反報告)
Next - 続きが楽しみです！更新、無理せずに頑張ってください！ (2019年4月1日 17時) (レス) id: cf1942b956 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - 初音さん» すみません、ありがとうございます。訂正しておきました。 (2019年2月28日 17時) (レス) id: 7cda683e74 (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - ジャニーさんの一人称はmeではなく僕ですよ。 (2019年2月28日 0時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずき
| 作成日時：2019年2月27日 17時
