おんぶ ページ17
 ̄ ̄
滑り落ち方は綺麗だった。
でも滑り落ちた場所は……
土「おい、あいつらコースから外れて山奥の方行っちまったぞ!!」
神「わー、大変アル!これは死んだアル!それしか考えられないネ!早くお葬式を!」
新「神楽ちゃん、気がはやいよ」
銀「もー……ったく〜。えらい事になっちまったよ」
――――――
――――
……
沖「いってェ……何しやがるテメー……。どこだここ」
「総悟くん……」
沖「生憎今お前に猛烈にムカついてるんで必要最低限の事しかしゃべりかけるなよ」
「足……」
沖「あ?」
「左足、筋やっちゃったかも……」
総悟くんと落ちた場所はさっきのスキー場とはまるで別世界。
急に薄暗くて、ちょいちょい枝が落ちてたりして衛生面も良くなさそう。
どこからどうやって戻れば良いのかもわからない
アンド、落ちた衝撃で足首の筋がおかしい。
痛すぎてなんか、涙出そう。
「総悟くんご、ごめんなさい。ごめんなさいごめんなさい!」
ハァ……とため息をつき、頭をガシガシかく総悟くん。そして何やら、しゃがみ始めた。
沖「……俺が助かるためにお前を利用するだけだからな」
「え?」
沖「いーから……乗れってんでィ」
え。これまさか、まさかまさかの、お、おんぶですか……?
お、おんぶ?
おんぶ!?
「むりむりむりむり!そんな……!重いし!総悟くんと密着するなんて……!」
沖「あぁそう、じゃあ置いてく。よくよく考えれば1人でも何とかなりそうだしねィ」
「やだ!ま、待って!」
――――――
――――
……
「お、重いよね!?」
沖「……」
ど、どどどうしよう〜……
まさか総悟くんにおんぶしてもらう日がくるなんて。こんな、後ろから手巻きつけて、太もも抱えてもらっちゃって……
もうやばいよ……!!
沖「お前……」
「はっ、はい!何でしょう!」
沖「…………心臓早すぎでィ」
ギクっ。
うわぁちょー恥ずかしい!
「だ、だって……こればっかりは、仕方ないよ……」
こんなん、嫌でも私の鼓動が総悟くんに伝わってしまう。恥ずかしいことこの上ない。
.
1002人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
後輩K - これ面白いですね!わたし好きです! (2016年5月30日 21時) (レス) id: f6c1d76e68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アヤネさん» 嬉しいですありがとうございます(T ^ T)更新頑張りますね! (2016年3月14日 21時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - レイさん» うれしいです!私もイチャイチャさせたいです!(笑)ありがとうございます! (2016年3月14日 21時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ(プロフ) - 来ちゃいました~!万事屋に来た可愛い小娘のときのリクエストに似ていて勝手にうれしくなっちゃってます笑やっぱゆずさんのかく小説は最高ですね!更新楽しみにまってます!! (2016年3月14日 2時) (レス) id: db2705815e (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - お邪魔します!前回の作品から読ませてもらってます!お話とても面白いです!沖田さんと夢主ちゃんのイチャイチャ早く見たいです!絶対可愛い!これからも無理せず更新頑張って下さい!楽しみにしてます(*^^*) (2016年3月13日 22時) (レス) id: 4800545bee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆず | 作者ホームページ:http://yuzuhomepage
作成日時:2016年2月23日 11時