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皿洗いを終えた私たちはシルクの部屋へ向かった。

あのキスは忘れよう。

なんでもなかったことにする。

愛のわからない私とマサイが上手くいくわけない。


シルクの部屋に行くと、マサイと同じように整理整頓されていた。

フィギュアが沢山並んでいて、その下に大きなテレビ。

フィギュアの横にはレトロなゲームがあった。

私は近づいてみる。


「これって…パックマン?!」


なんでこんなとこにあんの?!

ゲーム機ってゲームセンターにしかないでしょ!


「あーそれ、セカンダリで惜しかったやつ笑」


セカンダリは確か、メインチャンネルのサブチャンネルらしい。

夕食中の質問で教えて貰った。

メインとは違って日常風景がよく出てるみたい。

シルクがテレビの下にあるリモコンを取って、慣れた手つきでゲーム設定をしていく。

画面にたくさんのキャラクターが映された。


「よいしょ、じゃあ俺らがお手本見せよっか!」


最初はマサイとモトキとシルクがやり始めた。

4人でやるとさすがに分かりずらいと。

ゲームが始まるとみんな無言で集中していた。

私はカメラを持っているだほちゃんの横で大人しく見ていた。

みんなのリモコンを操作する手つきが素早過ぎて、追いつかなかった。

ゲームは数分で終了して、シルクが勝った。


「やっぱ強いわー」

「勝つのには100年早いぜ」

「もう死んでるよ」


そして私がやってみることに。

カメラはマサイに代わり、シルクとだほちゃんに挟まれてる。

できる気がひとつもしないんだが!!


「ここのボタンが攻撃できるとこね!」

「ここは?」

「これしゃがむやつ…あ、始まるよ!」

「えっ、!早いよ〜」


画面がすぐに切り替わる。

ステージのようなもので3人で戦う。

シルクもさすがに容赦してくれるだろう。

そんな考えは甘かった。


「じゃあ先にだほ倒すわ」

「え、ちょ、なんでぇー?」


私は攻撃されないように必死に逃げてる。

シルクのキャラから遠ざかって何もしない。


「えっ、と…このボタンは?あれ??」


分からなくなったボタンを押していると、誰もいないとこで私のキャラがしゃがんでいる。

しゃがんだり立ったりを繰り返している。

後ろでモトキとマサイが笑っていた。


「まって面白い笑笑」

「そのボタン違うよA笑笑笑」

「だってわかんないー!!」

「うわ!まじか!」


だほちゃんのライフはあとひとつ。

。→←。



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ゆりりん(プロフ) - 愛恋さん» 楽しみですー! (2019年10月30日 7時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - ゆりりんさん» マジですか!ありがとうございます!続編では歌い手さんも出す予定なのでぜひ楽しみにしててください! (2019年10月30日 0時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - わたし、歌い手×Fischer'sが大好きで(笑)、すごい楽しく読ませてもらってます〜(*^^*) (2019年10月29日 23時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 愛恋さん» ありがとうございます(*T^T) (2019年10月27日 19時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - ゆりりんさん» マジですか?!ありがとうございます!全然、いつでもコメントしてください! (2019年10月27日 17時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さな x他3人 | 作成日時:2019年10月11日 18時

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