ブラック本丸の新しい審神者は黒い巫女 2 (ページ2)

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50.真夏のゴミ捨て場ってたまに腐敗したゴミの変な匂いするよね… ページ2

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扇子で自分や小狐丸さん、こんのすけを扇ぎながら蜻蛉切さんから渡された紙を、眺めていた。

主｢うづみ火にすこし春あるここちして夜ふかき冬をなぐさむるかな……うぅん…今は冬じゃない…けど…埋火…火のある所…?｣

何とはなしに、こんのすけに火を扱うところは何処があるかと聞いてみたら、｢そうですねぇ、やっぱり厨とお風呂…あとは鍛刀所ですかね?…あ、ゴミ捨て場も火を使いますね｣と、返ってきた。

主｢ゴミ捨て場…に隠されていた時がちょっと怖いかな…小狐丸さん、探しに行きましょう｣

小狐｢ぬしさま、外は随分と暑ぅございますからね、倒れられぬよう、しっかりと自分の体調に気を配るのですよ｣

主｢は～い｣

素直に返事をすると、こんのすけが用意してくれていた麦わら帽子を被り、小狐丸さんにも麦わら帽子を被せる。

いざ、目指すはゴミ捨て場へ!

主｢……う～、暑いですね…｣

小狐｢夏ですからねぇ…｣

じゅわじゅわじゅわ、と蝉が鳴く声を聞きながらゴミ捨て場へと行ったが、何もなかった。

まぁ、初代の審神者さんは大切な刀剣をゴミ捨て場に隠したりする女性ではなさそうだったので、そこまでゴミ捨て場に期待はしていなかったが、やはり可能性は先に潰しておくべきだろう。

あの人はそんなことする女性じゃない、と思いたかったからでもある。

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