27.彼らからのSOS ページ28
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全員を部屋に招き入れると、お菓子を机に置いて座った。
彼らはしきりにお互いの顔を見合わせている。
貴「毒などは入っていないので大丈夫ですよ？」
おずおずと差し出される手は、切り傷やアザだらけで、見ていてとても痛々しかった。
ついで、壁際に立っている三人の子に話しかける。
貴「一緒に食べませんか？」
？「いや、俺たちはいいよ。」
？「俺たちよりチビたちにやってくれ。」
そう言われてしまった。
小狐「…で？お主らは何故ここにきた？」
小狐丸さんがそう聞くと、一人がおずおずと話し始める。
聞くところによると、彼らにはあと二人の兄弟がいるが、どちらも重傷を負っていて動ける状態ではないらしい。
？「お願いします！どうか…兄さん達を助けてください！」
(見た目)小さな子達から涙目でお願いされてしまってはしょうがない。
貴「…分かりました、行きましょう。部屋まで案内してください。」
小狐「ぬしさま、それはあまりにも危険なのでは？…罠の可能性もありますし…」
貴「そうですね。しかし、それが怪我人を放っておく理由にはなりません。罠であろうとなんであろうと、助けを求められた以上、私は行きますよ。」
使い慣れた手入れ道具を引っ掴むと、小さな子達の後に続いて本丸に向かった。
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佑菜(プロフ) - 五月七日さん» 応援ありがとうございます。話の続きを待たせてしまって申し訳ないです。 (2018年10月24日 12時) (
レス) id: 4551e98c94 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます！更新待ってます！ (2018年10月5日 20時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佑菜 | 作成日時：2017年4月23日 18時
