10.命がけの鬼ごっこ ページ11
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僕の朝は早い。
いつも、まだ日が昇り切らぬうちに目が覚めてしまう。
我ながら年寄りみたいだと思いながら布団から抜け出すと、髪を高い位置で結び、持ってきたジャージに着替えて外に出た。
僕の信条は『健全なる精神は健全なる身体に宿る』
それは精神だけではなく、霊力も同じことだと考えている。
だからこそ自分にストイックでありたいと、朝の走り込みを欠かせることはなかった。
ゆっくりと準備体操をして、腕時計でタイマーを設定する。
最初の十分はゆっくりと、次の十分はペースを上げて、限界まで自分を追い込んでいく。
苦しい、けど走ることはやめない。
何も考えなくて済むから。
ふと、地面に影が差した。
嫌な予感がして、本能的に避ける。
？「ちっ…外したか…」
そこに立っていたのは短刀を携えた少年だった。
誰かは知らないが、僕を殺す気でかかってきたらしい。
これは…逃げるに限るな。
？「あっ、まて！」
待てと言われて、はいそうですかと待つ馬鹿はいない。
命を狙われているのなら特に。
全力で走って逃げ切った…と思う。
無事に離れにたどり着いて、シャワーを浴び終わったところで、小狐丸さんが起きてきた。
小狐「おはようございます。ぬしさま。」
貴「おはようございます。主呼びをやめましょうね。」
途端にシューンとする小狐丸さん、髪の毛も一緒に下がったのは気のせいだと信じたい。
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佑菜(プロフ) - 五月七日さん» 応援ありがとうございます。話の続きを待たせてしまって申し訳ないです。 (2018年10月24日 12時) (
レス) id: 4551e98c94 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます！更新待ってます！ (2018年10月5日 20時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佑菜 | 作成日時：2017年4月23日 18時
