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47話 ページ17

るぅとside


外に出てフラフラと歩く。


今日は天気も良くて風邪が気持ちよくて歌詞が思い浮かばないかと頭をぐるぐるさせながら道を歩く。





どのくらい歩いただろうか。


ここはどこだ。


という疑問が1つ。


あまり人気(ひとけ)がない。



するとカランカランと軽やかなすずの音がかすかに聞こえた。


僕はそれに何だか呼ばれている気がして、音のした方へまた歩き出した。




すると目の前には小さなカフェが建っておりこのカフェに「いらっしゃい」と言われているような気がして


ゆっくりと木製の扉を引いた。




『いらっしゃいませ!』


いつもマスクを付けて下を向いている僕は、相手の顔を見て話すべく前を向いた。



笑顔で出迎えてくれる店員さん。



でもそれは見知った笑顔で...




る「優菜ちゃん?」



『あれ?るぅとさん?』



彼女はびっくりした顔でこちらを見つめた。



コンタクトだな。とかメガネ外すとイケメンだな。とかそんなことを考えてしまう。



するとそんな僕に優菜ちゃんはまた笑顔で



『お席へご案内致します!』


と綺麗な声で言った。


特に食べたいものや飲みたいものが決まっていたわけじゃないので、



る「おすすめってなんですか?」


と聞くと優しく丁寧に色んなものを教えて貰った。


そして、この店では客の希望に答えることも出来るということだったので、



る「あの、作詞作曲を手伝って貰えませんか?」


と言うと気難しそうな顔をした。


『私なんかじゃ役に立てません。』


目を伏せて悲しそうな顔で言う彼女。


顔には影ができ、より一層沈んだ表情を表した。


それでも僕は彼女が良かった。


る「お願いします!!」


勢いよく頭を下げた僕を見て慌てた優菜ちゃんは


『え、あぁ、わ、分かりました!!やりますから!頭を上げてください!』


といい、半ば無理矢理だが作詞作曲のお手伝いをして貰えることになった。


この店でやるのは...ということでシェアハウスで一緒にやろうと言う約束を立て優菜ちゃんおすすめの美味しそうなパンケーキとアイスティーを一緒に頂いて、









優菜ちゃんの仕事終わりまで歌詞の案を考えた。

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設定タグ:すとぷり , 歌い手 , 花優月
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佳菜 - 無理は…しないでくださいよ?花優月さんは頑張りすぎな気がして…でもこのおせっかいで5人も友達を失ったんですよ?逆に才能じゃないですか?w (2020年11月1日 16時) (レス) id: 0e29be4cf7 (このIDを非表示/違反報告)
よろろ - あと、別の歌い手様方出てきたときあああああ(歓喜)ってなりましたwww (2020年6月7日 3時) (レス) id: 8c9fae118d (このIDを非表示/違反報告)
よろろ - 素敵なお話で感動しました!妹側ですが比べられたりするわけではなく比べられるのは従妹とですが人生楽しいけど悲しくて悩んでたので救われました。作者さん応援しています! (2020年6月7日 2時) (レス) id: 8c9fae118d (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - nayu #crewさん» はい!ありがとうございますぅう!!!!! (2019年7月30日 3時) (レス) id: b48c2587e8 (このIDを非表示/違反報告)
nayu #crew(プロフ) - りかさん» 居場所にしてください。りかさんが無理をしないように私も支えていきたいんです。勿論お互い出会ったばかりですがね!応援ありがとうございます! (2019年7月30日 2時) (レス) id: 8c874ced81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花優月 | 作成日時:2019年4月14日 0時

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