106話 ページ9
ジェルside
〜過去〜
すとぷりに入ってから数日が経っても俺はあのグループに馴染もうとする努力はしなかった。
気づいたらころりーぬは既に優月に懐いていた。
体でも払ったんやろか。
まぁ関係ないし興味もなかったんやけど。
あの、さとるぅとさえ気づけば懐いてて一体何でつったのだろうと思った。
そこまでは順調に手懐けてたんやろうけど
さすがに俺は無理やな。
そんなことを思った。
ただ、事件が起きたのはその後で前触れは多分あった。
優月の動画投稿頻度がガタ落ちした。
それはすとぷりに入ったことでだろう。
男ばかりのグループに女一人でいることへのリスナーの不満が募った。
まぁ共感できる。
何が目的なんかなぁーって思った。
だんだんと俺らの前に姿は表さなくなって、俺以外のメンバーはすごい心配していた。
さすがに興味が無いとはいえ同じ人間として同じ活動者としては少し気になるところではあった。
一人でぶらぶらと散歩をしているだけの時間だったのでちょうどいいやと思い、全ての真相を知るため(優月)と喋ってみるのも悪くないんやないかなと
少しだけ思った。
すとぷりに入った理由やどうやって手懐けたのかとかそういうことを聞いといて損はないと思ったからそのまま(優月)の家に向かった。
喋ることもなかったし、ましてや家に来る理由なんてなかったから少し家の前でも悶々としていた、
さすがに周りから見ても俺から見てもダサい。
ジェ「男やし腹くくらな。」
そう思って意を決してインターホンをならした。
だが返事もなく扉が空く音もしない。
まぁほかのメンバーがいってもダメやったし俺で開くはずはないわなと少し自分を嘲笑った。
どこかで俺ならと思っていたのかもしれない。
でも何故かドアに違和感を感じた。
よくよく考えたらそんなとこ見ないよなぁってくらいやのに。
その時の俺は冴えていたのかもしれない。
少し浮いてるドアに手をかけて引いた。
ジェ「なんや。空いてるんかw」
出ないのが悪い。そう思っておじゃましまーす。と玄関をあがった。
リビングへの扉に手をかけて
ジェ「いるんなら出てや」
なんて呑気に入ったんだ。
でもそんな空気じゃなかった。
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花優月(プロフ) - のんさん» ありがとうございます(><)この作品を見つけてくださったこと、読んでいただけたこと見ていきたいと言っていただけたことがとても嬉しいです。本当にありがとうございます。占ツクをやれて良かったです! (2022年1月5日 23時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 全然変じゃないです。私はこのような作品を作ってくださってとても尊敬しています!私なんかが言える立場じゃありませんが、生きて頑張ってください。応援しています!ずっとこの作品をみていきたいんです! (2022年1月1日 21時) (レス) @page26 id: 00dda6d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - mol(モル)さん» 私のこそ救っていただいてる身なので感謝しかないんですよ。 本当にありがとう。 (2021年11月21日 22時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - mol(モル)さん» モルさんの言う通り死にたきゃ死ねばよかった。けど出来なかった。だから生きるしかなかった。ありがちな言い訳ですwモルさんの言葉、とても嬉しかったんです。今の私には死んでもいいんだよって言って貰える方が楽な気がしたんです。ありがとうございます。 (2021年11月21日 22時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - mol(モル)さん» 返信が遅れてしまってすみません。まずはご覧いただきありがとうございます!コメントもとても嬉しかったです。死にたくなくて自傷も薬もしていたんです。でもやっぱり親は死にたいんだと思ったんだと思います。まぁ仕方ないんですけどねw (2021年11月21日 22時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花優月 | 作成日時:2019年9月29日 1時