47話 ページ48
本当に怖かった。
『はぁ、はぁ、』
息がきれそう。
『助けて...優月。』
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さとみside
俺らは優月がいなくなってからみんながみんな元気がなかった。
それもそうなる。今まで笑顔で優しくみまもってくれていた優月の裏はとても悲惨な過去で縛られていたのだから。
俺はそんな裏の顔がある気がすると勘づいていながら何も出来なかった。
そんな男ども6人がお互いを慰め合うかのように久々に集まり気分転換をしようということになった。
いつもいる優月の姿がないことに悲しみを覚えたのは俺だけじゃないだろう。
めちゃくちゃ楽しめたと言えば嘘になるがまぁまぁ気分は戻った気がした。
夕方くらいになりみんなで歩いて家に帰った。
辺りは赤く染まりはじめていて、綺麗だと思った時前の方から白い髪をなびかせる女の人がいた。
俺は見とれていてそれが見覚えのある人だと気づくのに少し時間がかかった。
白い髪の人って少ないよなぁとかそんなことを考えていたんだ。
莉「って、さとみちゃん聞いてんの?」
さ「?あぁ、白い髪の人ってあんまりいないよなぁ」
こ「なんの話しだよw」
そんなのって、
な「俺はAちゃんとかまふまふさんくらいしか見た事ないなぁw」
ジェ「...」
る「...」
多分、じぇるぅとは見た。
ジェ「なぁ、るぅと、見た?」
る「多分...」
莉「?何を見たの?」
さ「多分...優月」
る「でも、あそこ曲がってっちゃいましたよ!?」
こ「え、追うしかないじゃん!!」
な「行こう!」
そして俺らはあまり走らないなりに頑張って走った。
曲がるとちょうど優月も高いサンダルを履きながら走っていた。
さ「逃がすかよっ、」
大人気ないとか知らないし。
そもそも男と女だし。
優月は叶うはずもなかった。
でも、追いつく前に優月は止まった。
さ「うぇっ、」
全速力を出していたから急に止まられるとそりゃつまずくわけで。
まぁ、止まったけどね。
さ「はぁ、はぁ、...優月。」
名前を呼んで俺は優月の腕を優しく掴んだ。
でも振り向いた人は完全に優月じゃなかった。
ほかのメンバーも追いついて、俺らを見つめたが、姿形は優月であるのに優月でなかった。
さ「誰...」
そういった俺をメンバーは何言ってんのみたいな顔で見てたけど
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花優月(プロフ) - momoさん» 喜んでもらえてとても嬉しいです(><)気遣っていただいて申し訳ない限りで…。楽しく更新させていただいてますよ!ありがとうございます!!私もコメントめっちゃ嬉しいですっ! (2022年7月10日 23時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 更新めっちゃ嬉しいです…これからもほんとに無理しすぎない程度に更新頑張ってください!!応援してます! (2022年7月10日 17時) (レス) id: 3a827560fd (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - ゆゆゆさん» そうなんですか!?偶然ですね!!実は名前変更ができるように少しいじろうと思っててwやっぱり自分の名前で読めた方が楽しいですからね!ありがとうございます! (2021年8月5日 2時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - 私、実際の名前がゆづきで漢字も同じでリアルでも作中と同じ様なニックネームで呼ばれてるんで、めっちゃ深入りできましたw応援してます! (2021年8月4日 16時) (レス) id: 5fef0bb4eb (このIDを非表示/違反報告)
いぶき(プロフ) - あと質問なんですけど、名前は変えられないんですか? (2019年9月30日 14時) (レス) id: c7d8cb2ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花優月 | 作成日時:2019年8月10日 1時