すとろべりー王国の残酷なお姫様2

御伽51 ページ27

その日の夜久しぶりに会食へ顔を出すと






莉「あ！！女王様だぁ！！」


る「あの後大丈夫でしたか？」





と近づいて言う2人。本当に打ち解けたと思う。




『こんばんは莉犬さん。
全然大したこと無かったですよ。大丈夫です』





と返事をするが




『え、るぅとさんどうしてそのこと...』





私が体調を崩したのは執事しか知らないはず。なんで？




る「あぁ！さとみくんが見てたらしくて！」




さ「おまっ、バカ！」




どうやら私が倒れるところを運悪く見られていたらしい。




『なるほど...』




さ「別に覗いてたわけじゃないですから」



『はい。』



別に覗かれたって何も思わないけど




まぁいっか。と思って席に着く。




こ「執務の間何も食べてなかったの？」




『はい、食べちゃうと集中力途切れるので』




ジェ「食べなあかんで！！これみたいなるで!!」




そう言って莉犬さんを指すジェルさん




莉「おいこらジェルどういうことだよ!!」



こ「そうそう、食べないと栄養失調組の一員になっちゃうよ〜」




何故か栄養失調組とつけられている莉犬さん。組ってことは何人かいるのか...。誰だろ。




な「ころちゃん？誰のこと？」




こ「あ、」




先程までいなかったななもりさんがいつの間にか現れたことにころんさんは動揺が隠せない。




もう1人ななもりさんか。確かに足りてなさそう。





なんやかんやで騒がしいながらも晩食を共にした。最初と比べたらこんな騒がしいのは喜ばしいことだと思う。






最初はお葬式みたいだったから。








いつも一人で食べていたから...少しだけこの時間が楽しいと思ったのは秘密...。

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