すとろべりー王国の残酷なお姫様2

御伽33 ページ1

剣術大会当日。




剣術に詳しい方々や講師を呼んで審査していただくことに。




審査基準はもちろん勝ち負け。それと動きのしなやかさ、無駄な動き削減は得点になりやすい。




私も詳しくない訳では無い。執事共々楽しく見させてもらうことに。





トーナメント方式で行われた剣術大会。まず第1試合目に抜擢されたのはころんさんと莉犬さんだった。






これには審査員も驚きだった。始める前は2人とも愛想の良さそうな...というよりだるそうな顔してふにゃってたのに試合が始まってすぐ彼らの表情は一変した。






これは前にも見たことがあったので私は驚かなかったがいつ見てもあれはすごい。相手を油断させる戦法にそっくり。きっと2人はそれを狙っている訳では無い。




白熱している試合を見て横から





浦「意外だな」



志「もう少しつまらんと思ってたけど」



坂「うぉぉぉ面白くなってきた!!」



セ「坂田落ち着きぃw」






なんて言う声も聞こえてくる。4人もこの試合には驚きが隠せないらしい。






私もこの行方の分からない試合を見て楽しんだ。






結果勝ったのはころんさんだった。









その後も試合は白熱し、総合で勝利を手にしたのはるぅとさんだった。






喧嘩慣れしてそうよね←






1位 るぅとさん

2位 ななもりさん

3位 ころんさん

4位 さとみさん

5位 莉犬さん

6位 ジェルさん




という結果になった。なぜジェルさんがその順位にいるかと言うと、






無駄な動きが多いからである。煽り性能が強すぎる




ころんさんは面倒くさがりなのであまり無駄に動くことが少なかった。



そういった小さなところにも点数がついたりするからこそこういった意外な結果になりやすい。





さとみさんが絶望的な顔でたっていた。力的にはとても強くもう少し上をねらえたはずだがしなやかさと無駄な動きを削減するという力にかけていた。






それでも充分強い。私はとても面白みのある試合に満足した








それでも一つだけ気に入らないことがあった。








私は試合終わりのある王子に話しかけた。









『少しお時間いいですよね』









「疑問形じゃないんですねw」

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