必要としてくれるなら...。

10話 ページ13

『あのー。さっきっからすっごい失礼ですけどこれ俺のなんで触らないでくれる？』








やべw私に戻そうと思ったのに戻せなかった。







元々女声でも高い方じゃなかったからまぁいーか。







それを聞くと





1｢え、お兄さんもしかしてそっち系？w｣






なんてニヤニヤしてる女






2｢うっそマージ？｣






さとみくんみたいな喋り方だなぁw







『うっさいなー。悪かったね胸なくて。一応女なんですけど...。』







再度さとみくんの腕をぎゅっと抱きしめると









2｢え、まじの女じゃん...。しかもペアリングしてるわ｣






1｢ほんとだ...。もー！紛らわしいかっこすんじゃないわよ！｣






と言ってどこかへ去っていった。







どうやら喉仏がないことを確認したらしい。








『男だっつーのばーか』








さっきの親身の女声からいつもの気だるげな声にもどしボヤく。







さ｢お前すげーなw一体何で女だと確信したんだかw｣







疑わないお前もお前だよw






『これじゃね？』






そう言って前にさとみくんから貰った指輪を指した。







男から男に指輪ってどうなのって思ったけど、







理由を聞いたら、前に俺がさとみくんの指輪見てそれいいなぁって言ったのを覚えてて買ってきてくれたらしい。




決して特別なプレゼントとかではない！







さ｢あー！ペアリングだと思ったのかw｣







『指輪買った場所が同じでデザインも同じってだけなのに』






さ｢それをペアリングって言うんじゃね？｣






『あ。』









...。ペアリングって何を基準にしてるんでしょうね。









まーいっか。









俺たちは長い戦いを得てようやくカフェにはいることが出来た。









バレてないの不思議すぎワロタ









さとみ@すとぷり


Aとデートしてきたよ〜
ナンパに絡まれた時のAがしてくれた対処法聞きたい？聞きたい？w


(顔を隠したツーショ)
(ピースしてる写メ)








Aくん@すとぷり

言ったら殺します。許しません









その後のLINEはとてもうるさかったです。









主に黄色いアイコンの音が止みませんでした。

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