第百四十一話「キレ気味の駄作者」 ページ27
金時「ご一緒にデザートはいかがでしょうか?」
駄作者「んー…じゃあこのマスカットパフェでも頼みましょうかね」
金時「はい、喜んで」
駄作者「うん、喜ぶとこじゃないです金さん」
金時「…あのーすみません、今なら巨峰味のアイスクリームもついてくるのですがそれはいりますでしょうか?」
(金さんが駄作者に気付いた)
...。
金時「駄作者!」
駄作者「うん、遅い。あのですね金さん、私が私だという事に気づくのディ・モールト遅すぎませんかね?」
金時「お前ナチュラルに5部の影響受けるなよ…つーかなんでここにいるんだよ」
駄作者「そしてこの世界に来て初めて裸眼で見えましたね、私の姿」
金時「おぉ…マジだ」
駄作者「あのですね金さん…ちょっと貴方に話があるんですが」
金時「悪い、俺仕事あるんだ。それに訳あって人一倍働かないといけないんだ俺」
駄作者「えぇ知ってます、その理由もれなく知ってるんですよ私。私駄作者ですから。編集画面越しに全部見てますから。最近気になってる同期の女の子のアサミさんの家計が火の車なんでしょう?それを知ってる事を承知の上で話を聞いてほしい状況なんですよ今」
金時「…店が終わってからでいいか?」
駄作者「ダメ。今。right now。」
金時「いや、でもバイトリーダーに怒られるんだよ…そしたら俺給料なしにされるんだ」
駄作者「うん、労働基準監督署に問い合せた方がいい案件ですねそれは。あのですね金さん…貴方がこの世界に来た意味ってなんですか?」
金時「自分もまあまあな暮らしをしつつアサミの家計を支える事だ」
駄作者「あー成程、つまりは鬼神の兜の時の再来だと。そういう事ですかそういう事ですか…一言いいですかね?テメェふざけんじゃねえぞ馬鹿野郎が。」
金時「いや、だからバイトが…」
駄作者「…うん。あれ?これ私がおかしいんですか?私がおかしいんですかね?私てっきり、金さんは魔王を倒す為にこの世界に来る事になったと思ってたんですが」
金時「確かにそうだ、だけど家賃を払わないといけないし生活費が足りないんだよ!」
駄作者「ですから…いらないんですよ。私編集画面の向こうから見てましたけど、何ですか、日々のバイトをこなして帰りにコンビニでご飯買って部屋で食べながらついついバイト先の可愛いあの子の事がフラッシュバックとか…ぶっちゃけいらないんです私の書く物語にそんなもんは」
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ベルン(←ヴィタ) - というよりラスボス案クダサイ (2021年7月25日 21時) (レス) id: 442ed9332f (このIDを非表示/違反報告)
まぁ、大丈夫っしょ。(プロフ) - ベルン(←ヴィタ)さん» ありがとうございます(歓喜) (2021年7月25日 21時) (レス) id: f4792f7032 (このIDを非表示/違反報告)
ベルン(←ヴィタ) - まぁ、大丈夫っしょ。さん» 見ます(即答) (2021年7月25日 21時) (レス) id: 442ed9332f (このIDを非表示/違反報告)
まぁ、大丈夫っしょ。(プロフ) - ベルン(←ヴィタ)さん» ハサミ:アハハ、サンキュー。次のやつも見れたら見てくれるといいな (2021年7月25日 18時) (レス) id: f4792f7032 (このIDを非表示/違反報告)
ベルン(←ヴィタ) - まぁ、大丈夫っしょ。さん» なるほど〜!それとSECOMたちのステータス怖すぎますね…多分トラウマと同時に夢女子を精製するのがSECOMの皆様ですよね、無論既にハサミを推す立場の人です! (2021年7月25日 16時) (レス) id: 442ed9332f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時:2021年7月14日 19時