… ページ25
・
「相良さん…？」
俺は柔らかそうな頬を片手で引っ張った
「…しめた、これでいいだろ」
「…本当にいいんですか？」
それは、誘ってるのか？しめるほうでいってんのか？
ハッキリしてほしいわ
「柔らけぇな」
「…はい？」
………あ、また声に出て
ああああぁぁぁｯｯ…やっちまった…
この発言は完全に…
「そ、そうですかね？」
あ、ちょっと笑った
…名残惜しいが手を外した
「相良さん、優しいんですね」
「…な、なんでだ」
そんな事初めて言われたぞ…
「…前までは私の死に様を見るのはこの殺人鬼さんなのかぁ…なんて思ってたんですけど」
………殺人鬼
「でも、まえ…その、腕をひかれた時とか…さっきも力を抜いてくれてましたよね？」
そりゃぁ…惚れた奴には自然と優しくするだろ
「相良さんのおかげでツッパりの印象が1ミリぐらい良くなりました」
「…1ミリかよ」
あ、笑った顔も優しそうなんて言いながらこいつも笑う
…おいおい…めっちゃいい感じじゃねェか？？
「あっ、すみません！今日は友達と帰る約束してて」
「あのよ」
…正直、この短時間の中で色んなコイツの表情見て
伝えてぇと思った
「…俺、お前とつき」
「私も、相良さんとお友達になりたいです」
……話を最後まで聞けやああァァァ…
小っ恥ずかしいじゃねェかよ……
「そ、そうだな…友達からチャンスはあるしな」
「は、はい？」
また声にでてたのか……
したらよ、コイツは手を出して
「仲良くなれて嬉しいです」
…俺は握手をした
それじゃあと手を振りいっちまった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 269人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藍 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ...ページ5のここの部分 「大丈夫ですよ、部屋に運んで起きましたから」 これ正しくは部屋に運んでおきましたから ではないんでしょうか？ (2019年5月15日 17時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ...ページ4のここの部分 今日から一緒に住むの真司くんがいた これ正しくは今日から一緒に住む真司くんが いたではないんでしょうか？ (2019年5月15日 17時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
昨日の花林さん(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます！自分で言うのはなんですが夢主ちゃんの性格すごく好きです笑 (2019年4月4日 23時) (レス) id: d05445a796 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 凄く夢主ちゃんが尊い……泣 続き楽しみにしてます (2019年3月29日 0時) (レス) id: 652d0ef0d8 (このIDを非表示/違反報告)
昨日の花林さん(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます！できるだけ多く更新できるよう頑張ります！ (2019年3月23日 1時) (レス) id: d05445a796 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：昨日の花林さん | 作成日時：2019年3月13日 0時
