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その日はばたばたで、辰にぃと大にぃが帰ってきておとうさんはまた病院に行った。
誰かが来てもドアを開けちゃだめだよっておとうさんとにぃにたちに言われて、こくんとうなずく。
ふたりがいないのは寂しくてちょっと怖いけど、一緒に寝ようねってにぃにたちが言ってくれたからだいじょうぶ。
次の日のあさも起こしてもらって、辰にぃに教えてもらったんだ。
あかちゃん、みんな生まれたんだって！
帰ってきたおとうさんの車にのって、みんなで病院に行く。
あかちゃん、ちっちゃいかな、かわいいかな、どんな顔かなってそわそわしてたら、みんなに笑われちゃった。
病院について、たくさんの赤ちゃんが寝ているお部屋の横をおとうさんはすーって通りすぎていった。
ここじゃないの？って心配になりながら後ろをついていったら、ここだよ、って違うお部屋の前で立ち止まったんだ。
「お〜……ちっせぇ…」
「ちっちゃ…」
「ひー、見える？抱っこしてあげよっか」
「うんっ」
「りょーちゃんは大にぃのとこおいで」
せのびしてもお部屋の中は見えなくて、辰にぃに抱っこしてもらう。
真っ白なお部屋の中に小さなきかいがみっつ。
そのなかにひとりずつ、小さな小さなあかちゃんが3人。
「あれ、なぁに？」
「保育器っていうんだよ」
みつごちゃんは体が小さいから、安全にすごせるようにほいくきの中にいるんだって。
ひーとりょうへいもあの中にいたんだよ、って、辰にぃが教えてくれる。
あんなにちっちゃいきかいの中に。
なんだか変な感じがする。
「…俺と涼太も？」
「う〜ん…どうだったっけ…？」
「翔太と涼太もだよ、入ってた」
「よく覚えてんね〜」
そろそろ腕げんかい、と笑ったにぃにたちに下ろされて、また赤ちゃんが見えなくなった
もうちょっと見ていたかったけれど、おかあさんに会いに行こうって言われてこくこく頷く。
ちいさな弟たちをおもいだすと、こころがぽかぽか、あったかくなるのがわかった。
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s - このお話が大好きなのですがまたこのお話を再開する予定はありますでしょうか？先ほども言ったようにこのお話が大好きなのでまた書いてくださったらいいなと思いコメントをさせていただきました。ご検討のほどよろしくお願いします (9月13日 22時) (
レス) @page29 id: 3bb6fa2af0 (このIDを非表示/違反報告)
森乃(プロフ) - Cyamuさん» (続) 読み手の皆様に想像しながら楽しんでいただけたらいいな、と想っております。わかりにくさはこちらの力不足ですね…💦検討してみます！ (2022年1月8日 13時) (レス) id: 1f323a239b (このIDを非表示/違反報告)
森乃(プロフ) - Cyamuさん» お読みいただきありがとうございます🙇♀️本作ではお話の途中で誰視点かは確実にわかるような構成を心がけており(名乗らせる、兄弟の名前を呼ばせるなど)あえて視点先を書かないことで、 (2022年1月8日 13時) (レス) id: 1f323a239b (このIDを非表示/違反報告)
Cyamu(プロフ) - 作品に口を挟む形になって申し訳ないのですが、誰seedか付けていただけると誰目線なのか分かりやすくなると思います💦凄いいい作品で表現が素敵なだけに誰目線か分かるとより感情を寄せる事ができるかなとちょっともったいなく思ってしまいました。 (2022年1月8日 13時) (レス) @page38 id: 6e8ef04be9 (このIDを非表示/違反報告)
森乃(プロフ) - あさかさん» あさか様、以前にもコメントをくださったんですね…！いつもお付き合い頂き本当にありがとうございます🙇♀️ (2021年12月19日 21時) (レス) id: 1f323a239b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森乃
| 作成日時：2021年12月2日 22時
