62 ページ17
Aside
藤「よし、今日はこんなとこやろ。いい感じにまとまってきてる。フライヤーとかの備品も明日届くし。」
「ん〜っ、お疲れ様でした〜」
ひとつ伸びをして2人で会議室を出た。
藤「Aさん、保管庫で見てほしいもんあんねん。」
言われるがまま、保管庫に入った。
藤「ちょっとだけ時間ある?」
「…あるけど。藤井くん、やりたいことあるから仕事早く切り上げようって言ってたのに、いいの?」
藤井くんは返事をせずに、奥の方にずんずん進んでいった。
「どこ行くの?」
ぴたっと立ち止まった藤井くんはハンガーラックを見て、1つハンガーを引き抜いた。
透明なビニールのかけられたそれは、
藤「やりたかったのは、Aさんの浴衣選び」
「えっ」
私に浴衣を当てがった。
藤「まだ新作は部内の人しか見られへんから内緒な。言うてももうすぐ公表されるんやけど…
うん、やっぱそうやな。Aさんはこうゆう古典的な方が似合いそうってさっき思っててん。」
白地に濃紺の牡丹の花があしらわれたもの。
藤「これもええけど」
次は紺地に白の百合の花。
藤「完全に俺の好みで楽しんでもうてるわ。笑
着てみたいのある?」
「この朝顔もいいな…」
藤「あ〜、いいね。」
藤井くんはそれら3つのカバーを外した。
713人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あおゆ(プロフ) - しょむぴさん» はじめまして。すみません…調べたのですが「おひさま」の意味がわからず…日向坂さんのファンという意味で仰ってるのではないですよね…? (2020年7月1日 8時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
しょむぴ - あのー、もしかしてのもしかしてで、違ったら本当にごめんなさいなくらいもしかしてなんですけど、もしかしておひさまだったりします??(もしかして言い過ぎ) (2020年6月30日 23時) (レス) id: bf7117847b (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - ミニーさん» お読み頂き、そして励ましのお言葉ありがとうございます!!まだまだコロナも油断なりませんので、ミニーさんもお体にお気をつけてお過ごし下さい…! (2020年6月11日 13時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
ミニー(プロフ) - 毎晩更新楽しみにしています!!これからも忙しい中で書かれている作者様をいつも応援してます!お体に気をつけて頑張ってください(*^o^*) (2020年6月10日 23時) (レス) id: a88d23d425 (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - よしのさん» お読み頂きありがとうございます!記念すべき初コメントでとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2020年6月10日 12時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あおゆ | 作成日時:2020年6月8日 23時