弊社、JWHDは、、、(JW全員)2

58ー緑 ページ13

神山side









翌週の月曜日。







神「おはようございます！」







朝、会社に到着すると1階ロビーでAさんを見かけて声をかけると







きれいな髪の毛を揺らしながら振り向いた。








俺を見るとニコッと笑ってくれて、憂鬱な月曜の朝にキラキラのエフェクトがかかったみたいや。









「あ、神ちゃん、おはよう！」







神「あ、あの、今日もしよかったらお昼一緒にどうですか？」








「うん、ぜひ！」







神「やった、じゃ…屋上のテラスにしません？」








「屋上ね、了解」









……









神「Aさんっ、お疲れ様です！」








屋上の扉にいるAさんに向かって手を振った。









風に揺れる髪の毛を耳にかけて押さえながらこっちにやってくる。









「お待たせ、お疲れ様！」







神「全然待ってないです！」






「今日あったかいね〜、久しぶりに屋上来たけど気持ちいいね！」









神「4月から屋上の喫煙所が撤去されて、わざわざ屋上来る人おらんくなってけっこう穴場なんですよ」








「あ〜、たしか隅っこに灰皿あったよね、…あれ？神ちゃんそのお弁当、彼女さん？」









無邪気な笑顔でそんなこと言われるとちょっとショックやけど。








俺に彼女おっても気にもしない、みたいな…。







神「いや、これ自分で作ったんです。ときどき作るんです。」








「すごい！！マメだね〜。私も見習わなきゃ。」







そんなAさんの手元にはコンビニのサンドイッチ。

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