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Aside
「そろそろ戻らないと。」
藤「んー、そやな。」
デッキの階段を藤井くんが先に一段降り始めてすぐに振り返った。
藤「俺の肩に手ぇ置き?浴衣でこの階段危ないやろ」
「ありがと。うん、この階段高さあってちょっと怖い」
藤井くんのたくましい肩に頼って階段を降りて、さっきいた自分の席に戻った。
桐「おかえりぃ〜!どこ行ってたーん!」
桐山さんはすっかりほろ酔いの様子。
「すいません、ちょっとデッキで涼んでました」
桐「そっか!あ!Aちゃんっ、これこれっ、これ飲んで!」
そう言って涼しげなグラスのおちょこを渡された。
桐「この日本酒ほんっまにうまいからっ、飲んで飲んで」
桐山さんにお酌させちゃった。
「いただきます。…ん〜、ちょうどいい辛口ですね!美味しい!」
桐「やろぉ!?で、ほら、刺身と合うから!」
“ おおぉーーーー!!!”
すぐ近くのテーブルから歓声が上がり、様子を伺えばハマちゃんのマジックが成功して大好評らしい。
ふふ…よかった。と思ったら、
「……ふふっ」
ハマちゃんと目が合って、下手なウィンクが飛んできて笑ってしまった。
そしたら、
「ん?」
掘りごたつの下で、私の足をちょんちょんしてるのは…
桐「なに…って…の?」
桐山さん。歓声と拍手が続いていて、聞こえなくて耳を傾けると、
桐山さんもグッと距離を詰めてきて、耳元で話しかけられた。
桐「うるさくて聞こえへんよね。…何に笑ってんの?」
私もちゃんと聞こえるように耳元に顔を近づけた。
「…世界のHAMADA」
桐「あはははは!!!なぁ!今のちょっとキュンてするとこやんな!?笑
ワードがシチュエーションと合ってなさすぎて笑ってもうたやんっ!!はぁ〜おもろっ」
キュンてするとこ…か、それを言われた方がなんか意識しちゃって体が一気に熱くなる。
ふぅ…きっと日本酒のせい。
“トントン”
肩を叩かれて振り向いた。
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なな - もしかしておひさまですか? (2020年7月18日 22時) (レス) id: bf7117847b (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - Quuさん» お読みいただきありがとうございます!とっても嬉しいお言葉です…コロナもありますしQuuさんもお体ご自愛ください。^^ (2020年6月25日 18時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
Quu(プロフ) - 日々、更新お疲れ様です^^* 毎日、更新を楽しみに1日仕事をしてます!!!もうそろそろ主人公が恋に発展していきそうな予感(ニヤニヤがとまりません)何時でも待ってます、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。これからも応援しております^^* (2020年6月25日 7時) (レス) id: 13d4e9d2bb (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - moana823さん» お読み頂きありがとうございます!自分で勝手に決めたルールなのにムキになって気遣って頂いてしまってすみません汗。本当に励まされます。こちらこそありがとうございます…!! (2020年6月25日 5時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - しゃーたんさん» お読み頂きありがとうございます!励みになるコメントありがとうございます…スーツのWESTは神々しいです…早くあの雑誌のカジュアルフライデーの他のメンバー見たいですよね!! (2020年6月25日 5時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおゆ | 作成日時:2020年6月17日 23時