弊社、JWHDは、、、(JW全員)3

114ー緑 ページ24

神山side









前回もそうやったけど、



お弁当のおかずの飾り付けとか一つ一つ褒めてくれて、ほんまに作ってよかったなぁって思う。









また俺の料理食べてほしいな。









「ごちそうさまでした。すっごく美味しかった！」






神「よかった。よし、チョコ食べよ」








引き出しを一つ引くと、宝石みたいに綺麗に収まっているチョコレート。








「わぁ…」






目を輝かすAさん可愛い。








チョコを大切そうに食べる横顔を見ながら、ふと疑問をぶつける。









神「ちょっときになること聞いてもいい？嫌やったら嫌でええんやけど」







「ん？内容によっては答えないけどね？笑」







神「…お節介って言われることようあるん？」









お節介でウザがられるって一言が引っかかってて。









「…あぁ。笑



…3年付き合った元カレに言われたことあってね。笑」








神「…ごめん、変なこと聞いて」







「ううん、全然平気。」









俺は全然平気やない。







元カレ……聞くんやなかった。話させるのも申し訳ないし、俺が聞きたなかった。









「24歳から3年付き合ったんだけど、お節介でウザいって言われちゃって。






気を使われすぎるのも疲れるとか。








私、気を使ってるつもりなんてなくてすっごく無意識だったから、








どう接したらいいか途端にわからなくなってね。笑」









切なそうに笑って、細い指先でチョコレートの入った箱の縁をなぞっている。









それであのとき、ちょっと傷ついたような顔してたんや…









神「俺、ほんまにあのときお節介なんて思ってなくて、その、ただ…動揺してあんな言い方してもうて」









「ありがと。もう大丈夫だから。






…まぁそれから、今は恋愛じゃなくて仕事だ！って言い聞かせてたらあっという間に30になっちゃった。笑」








神「え？ってことは…3年も彼氏いないんですか？」









「うわ、そうなるね。怖っ。笑」

115→←113ー緑

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す