検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:167,281 hit

50 ページ50

Aside









テキパキと食材を準備していく神山さんの手元と横顔を見る。








……優しい顔してる。







神「なぁーそんな見られとったらやりにくいわー。笑」







「あ、つい。」






神「でもな、先生が言うてたのは料理とかちょっと複雑な作業?頭を使う作業がええねんて?」








「…そうなんだ」








神「あ、A、冷蔵庫にあるニンジン取ってくれる?」









神山さんは私がそばに居やすいように、簡単な作業をやらせてくれる。









神「ごめん、これザルに移しといてくれる?」









「はい」









サラダ用に切ったトマトを一切れ、







神「ほら、お腹空いたやろ?あーん?」








私の口に入れてくれた。






「んふ、」








神「美味しそうに食べるなぁ、可愛いっ」









………









神「いただきまーすっ」



「いただきます」







私の隣に座った神山さんがスプーンを持った。








神「はい、あーん」






「あ、今日は自分で食べます」








神「…そう?熱いからな?気をつけて?ちゃんとフーフーして食べて?」








まるで小さな子供に話しかけるように甘ったるい声で私の顔を覗き込む。







また神山さんに食べさせてもらってたら、せっかくの神山さんの分の料理が冷めちゃうからね。









「美味しい…」









神「んー、よかったぁ」









うまく口に運ばなくて私の口元から顎へと伝ったスープ。








すぐにティッシュで拭き取ってくれた。









神「んぁーっ、可愛い。Aってしっかり者でもおっちょこちょいでもなんっでも可愛いねんなぁ」








「…やめてください…恥ずかしい」







神「んふふっ」








私の頭をわしゃっと撫でて、満面の笑みを向けられた。

この小説の続きへ→←49



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (136 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
474人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

JWJUMP(プロフ) - あおゆさん» 見れました! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - JWJUMPさん» 不具合確認しました。直りましたでしょうか?ご覧頂きありがとうございます! (2019年11月4日 18時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
JWJUMP(プロフ) - 23からあとが見れないです!更新楽しみにしてます! (2019年11月4日 11時) (レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - この作品大好きです!更新楽しみです! (2019年11月3日 23時) (レス) id: c3db2cf019 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あおゆ | 作成日時:2019年11月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。