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コビーside
『わ、きた！』
「美味しそうですね」
数分してきた料理にテンションが上がる
湯気が出ていて、食欲を誘ういい匂いがする
「『いただきます！！』」
2人で手を合わせてスプーンとフォークを手に取る
Aさんはパスタをフォークですくい
スプーンの上でクルクルとまとめる
そしたら、そのパスタを口に運ぶ
『！おいしい！！』
Aさん、食べ方綺麗だな…
目をキラキラさせてモグモグと口を動かすAさん
かわいい…
自分もパスタを口に運ぶ
「わ、確かに美味しいですね」
『ね！パスタだけじゃなくって
デザートも食べたくなっちゃった』
なにか物欲しそうな顔をするAさん
「じゃあ、外で食べ歩きしましょうよ」
『なにそれ！いいじゃん！そうしよ！！！』
「わ、わ、そんなに急いで食べなくても大丈夫ですよ」
外で食べると決めればAさんは勢いよく
パスタを食べ出した
それでも、美味しそうに頰に詰め込んでいる
頰がリスみたいに膨らんでいる
はっ、見惚れてないで
僕もパスタを食べよう
.
『はーっ、食べたね』
「はい、結構量ありましたね」
『ねぇねぇ、コビーくん食べ歩きの前に
行きたいお店あるんだけど行ってもいい？』
「はい、大丈夫ですよ」
店を出て、一息つけば
次の店の話をする
満腹感を感じるほどパスタを食べたので
一度、食べ歩きではない店に行くことにした
そう言うとAさんはひょいひょいと歩いて行く
やば、はぐれそう…
人の間を縫う様に進んでいくAさん
ちょっとずつ、遠くなる
「ま、待ってくださいAさん」
『えっ、あ、ごめんねコビーくん』
「手、繋ぎましょ、迷子になりますよ」
僕の呼び声に気付き
立ち止まり振り返ったAさんの
手をキュッと握る
その手は小さくて
僕の手の中に収まってしまった
『あ、うんそだね』
大人しくしているAさん
勢いで握ってしまったが
手汗とか大丈夫かな
Aさんも握り返してくれるし
嫌ではないんだろうけど…
Aさんは歩くスピードを緩め
目的の店のある方に向かう
「ここは、、手芸店？」
『そう、作りたいものがあって
布から選ぼうと思ってるの』
「何作るんですか？」
『ん〜ひみつ〜』
人差し指を唇に当てて
笑うAさんは綺麗だった
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りり - コビーのことすごい好きなのかな。。私もコビー大好き。次も楽しみにしてます。 (2022年12月19日 20時) (
レス) @page1 id: 856cad5503 (このIDを非表示/違反報告)
チトセ - 凄く面白くて、ワクワクするので続きがめっちゃ楽しみです！！ (2022年10月2日 19時) (レス) @page20 id: 11d333baeb (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ(プロフ) - 神作品の予感がプンプンしていたので見にきました。そしてこの作品のおかげで楽しみが一つ増えました😇。応援してます！！ (2022年9月20日 21時) (レス) @page2 id: 9898b37776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はにーちゃん | 作成日時：2022年9月20日 2時
