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「ん、うまいな」
私の手からりんごを齧る男
「俺ァ今気分がいい
どうせお前も、ここからは逃げ出せまい
特別に話してやろう___
俺はとある海賊団の1人だ
船長の懸賞金は5億！
船長は悪魔の実の能力者で
あの能力に勝てる奴はそういないと思う
この島は、鉱山資源が豊富で豊かな国だった
国中の人を労働させればそれなりの資金が貯まる
なに、簡単だったさ
この杖はな、船長直々に作られ呪いがかけられている
いや使用者にかかるタイプの呪いではなく
いわゆる"妖精の祝福"に似ている
その呪いをかけた対象に力を宿すことができる
廊下の絵画もその一種だった
同じ人物が描いた、同じ様な絵
それらに杖で呪いをかけ、城内の監視用に使った
国王にも呪いをかけた
永遠の眠りにつく呪い__
国民にもだ
新しく生まれる命には
毎年新生児を集める場を作り、その時に呪いをかける
今の状況を当たり前だと、いつも通りだと思い込む国民
面白いぐらいに事はうまく運んだ
呪いにかけられる国民は
鉱山を掘り、宝石から鉱石を集め
地を開墾しては野菜を作る
海へ出れば魚を持って帰ってくる
ペンと紙を持たせれば貿易をした
そして、俺が命令すればなんでも言いなりだった
今までだって海軍は訪れた
だが、完璧な国民らしい下僕は
海軍に何も考えさせる事もなく
海軍は海へと帰っていった
まったく、馬鹿ばっかりだ！
だが、初めて城へ訪問した奴がいた
そう、お前らだ
初めてだ
俺がこの地で好き放題し始めてから
初めて…
だから、興味が湧いた
君らが城に入ってからの動向は全てあの絵から見ていたよ
さすが、海軍の少将と大佐と言うべきか
素晴らしい体力、フィジカル、知能だ
男はいらないがお前は見た目もいい
そばに置きたくなった
あの男はまだ国にいるだろうが暫く目は覚めないだろうな
とんでもない高さから、とんでもないスピードで
落とされるんだ
もし戻ってきたら、呪ってやろう
.
コビーside
「うわぁぁぁぁぁ！！！！！」
ジフという男に吹っ飛ばされてしまった
だか、そう遠くへと飛ばされず
島の反対側というところ
ギリギリ王城が見える
受け身をとったおかげで、血を流した程度で済んだ
「距離的に全力で走れば、10分ほどで着けるはず…！」
Aさんだけ城に残っている
あの男許さない！
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りり - コビーのことすごい好きなのかな。。私もコビー大好き。次も楽しみにしてます。 (2022年12月19日 20時) (
レス) @page1 id: 856cad5503 (このIDを非表示/違反報告)
チトセ - 凄く面白くて、ワクワクするので続きがめっちゃ楽しみです！！ (2022年10月2日 19時) (レス) @page20 id: 11d333baeb (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ(プロフ) - 神作品の予感がプンプンしていたので見にきました。そしてこの作品のおかげで楽しみが一つ増えました😇。応援してます！！ (2022年9月20日 21時) (レス) @page2 id: 9898b37776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はにーちゃん | 作成日時：2022年9月20日 2時
