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私が離れたのを見計らい、ローが人差し指をグイッとあげれば
持ち上げられバラバラにされてしまった海軍の船。
｢お前らはもう島から出すわけにはいかねェ。
人がいねェと言った事は悪かった｣
｢ウオオ！やっぱコイツヤベェ！｣
それを見ていた海兵が騒ぎ出すが、まあ無理もない。
ローが七武海の称号を手に入れるために
海賊の心臓を"100個"本部に届けたのは有名な話だ。
私はそんな彼ですら愛おしいと思ってしまうので、怖がる気持ちは分からないけど。
｢下がってろ！
お前らごときじゃあ手も足もバラされちまうぞ！！｣
スモーカーの言う通り、
ローが作るROOMに入った獲物が逃げることは不可能。
既に勝負は決まっている。
だが、そちらにばかり気を取られて一つ忘れていないだろうか。
『ねぇロー、海軍もいいけれどアイツらは放っておいていいの？』
｢あぁ、アイツらも逃がすわけにはいかねェ＿"シャンブルズ"｣
彼らには悪いがこちらとしても今問題を起こされるのは困る。
私の言葉で、必死に逃げていた麦わらの一味に向かってローが能力を使う。
『･･･悪趣味ね』
｢うるせェ｣
長年一緒にいる彼の事だから、
今のシャンブルズで何をしたのかはすぐに分かってしまう。
彼らの方を見れば、案の定ピタリと動きが止まっている。
気になって様子を見ていると、
一緒に逃げていた子供たちも困惑している様子。
「ど、どうなってんだ！？」
「何よこれ！！」
パニックになるのも無理はない。
彼らの人格をシャンブルズしたのだから当たり前だろう。
どうせローは面白がっているのだろうが、もちろん表情には出さない。
それを証拠に、散々彼らで遊んでおいた割には
当の本人の意識はすでに海軍に向いている。
｢弱ェ奴は死に方も選べねェ｣
いつもの冷酷な表情と言葉と同時に、既に海軍を追い込んでいる。
そろそろ勝負が着く頃だ。
｢＿メス｣
そして能力でいとも簡単にスモーカーの心臓を抜き取ると、
早々にこちらに戻って来たロー。
『お疲れ様』
人前だということも気にせず、少し背伸びをして口付ければ小さく微笑む。
こんな堅物な彼の笑顔を見れるのは私だけの特権だ。
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いのぺい(プロフ) - __ne_mU_さん» コメント、お気遣いありがとうございます。お待たせしました(＞＜)時間を見つけて修正していく予定ですが、引き続きお楽しみいただければ幸いです^^ (2020年11月5日 22時) (
レス) id: 3cc87be8e2 (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - 待ってました.....今から楽しく読ませて頂きます。お忙しいということで大変かと思いますが身体にきをつけて無理ない範囲で更新お待ちしてます (2020年11月4日 13時) (レス) id: 6cb15a22ae (このIDを非表示/違反報告)
いのぺい(プロフ) - 高飛車さん» とても励みになります！ありがとうございます！最後まで頑張ります！ (2019年9月10日 19時) (レス) id: bdfa97ae9a (このIDを非表示/違反報告)
高飛車(プロフ) - ローさんイケメンすぎてニヤニヤしちゃぃます！物語も最高です！これからどうなっていくか気になりどころなので、最新楽しみです！ (2019年9月10日 19時) (レス) id: de9b431952 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いのぺい
| 作成日時：2019年9月7日 15時
