パパと娘のほんわか毎日【黄】

彼氏【唯斗さまリクエスト】2 ページ19

今日、Aが彼氏を連れてくるという日。


「パパー、連れてきたよ！ こちら、私の彼氏の学人(がくと)くん」


Aが、男の子を連れてきた。
男の子は髪を変に長くしていなくて、目はぱっちりとしている。

服装もシンプルだ。


学「はじめまして。学人といいます」


そう言って、お辞儀をするAの彼氏_____学人くん。


る「Aの父の、るぅとと申します」


僕もそう言って、お辞儀をする。
それじゃあ、早速質問を。


る「学人くんは……Aと付き合ったきっかけはあるの？」


学「あ、僕……Aちゃんと始めて会ったのは入学式の時で。Aちゃんが、僕の落としたシャーペン拾ってくれたんです。そこから、いろいろ話すようになって。Aちゃんは僕の話をなんでも楽しそうに聞いてくれるんです。しかも、Aちゃんはなんでも頑張る女の子で、そんな頑張ってるAちゃんはすごく輝いてるんです」


いや、恋愛小説に出てきそうなきっかけじゃん。

隣で、Aはニコニコ微笑んでるし。
この微笑み……Aは、今学人くんといて幸せなんだなって思った。

僕にはわかる。
この微笑みは、嘘の笑顔じゃない。


る「そっか。Aは？」


「え、私？ 私は……学人くんといると楽しくて。学人くんは、私が何か困ってると助けてくれるし、誰に対しても優しくていい人なの」


娘の幸せのために、ここは邪魔しちゃいけないよね。


る「そうなんだね。Aが幸せなら、パパは反対しないよ。でも2人とも。何かあって、2人じゃ解決できなかったら、言ってね」


学「は、はい！」


「パパ……！」


Aの幸せが、パパの幸せだからね。




End
遅くなりすみません……。
唯斗さま、リクエストありがとうございました！

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