パパと娘のほんわか毎日【黄】

続き ページ13

『僕は家族と暮らしています。今まで黙っていて、すみませんでした』


というタイトルでプレミア公開にすることとした。
ちなみにサムネは、その文字だけにしていて画像は見えていない。


エゴサでは、

「新しいペットとか！？」
「結婚して奥さんといるの？」


というツイートが見られたけど、実際僕がシングルファザーで娘と一緒にいるなんて知ったらリスナーさんはどうなっちゃうかなぁ。


る「Aー、カメラ撮るよ！」


「うん！ ふう、ふう！」


自分がふうだと言い聞かせているのか、『ふう、ふう』と言っている。
可愛い。


る「どうも、るぅとです。タイトルにもある通りなんですが……というか、もう隣にいるんですけど……。こちら、僕の娘です」


「みなさん、こんにちは。ふうです」


Aは、名乗ると同時にカメラにてのひらを向けて言った。


る「はい、本当のことを全部言わせていただきます。ふうは、僕の娘ではありません！ というわけではないです。ふうは、本当に僕の娘です」


と僕はちょっと冗談めかしたように言った後、


る「ふうは……」


とAの説明をする。
もちろん全てを話すわけじゃない。

どういう説明かというと、Aは3歳まで母親と暮らしていたけれど僕とは別居中。その後に離婚したけれど、まだAを動画に出せなかったということ。

ツイッターでは、

「るぅとくんのガチの子供って……」
「ペットとかと思ってた」
「ふうちゃん、めっちゃ可愛い！」


でも、リスナーさんは幻滅しないでいてくれた。

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