嫉妬 ページ15
こ「ふぅ、ただいま〜……」
今日はちょっとお出かけしてたけど、思ったより遅くなっちゃった。
もう月が顔を出している。
こ「Aー？ ……あれっ」
寝室を見ると、Aはベッドに寄りかかりながら俯いていた。
近づくと、ベッドのシーツにボタボタと涙が落ちている。
Aの顔を見ると、目は赤く涙が溢れていて口をきゅっと結んでいた。
こ「どしたの」
「ころちゃん……」
こ「ん？」
「今日の、さ……。お出かけでいた、女の人誰？」
こ「女の人？」
「いたじゃない。白いワンピース着た、髪長い人」
こ「あっ……」
そう、僕は今日白いワンピースで髪長い人と一緒にいた。
こ「A、聞いて」
僕はAの手をとって、目を合わせた。
こ「あの人は、高校時代のクラスメイト」
「クラスメイト……？」
こ「そ。よく話してたから、久しぶりに会って一緒にいただけなんだよ」
そんなところ、まさかAに見られていただなんて。
こ「あの子にはしない、Aにしかしないことあるよ」
「えっ……」
僕は、Aの後ろに行き、チュ、と髪にキスをした。
こ「それにしても、見てたんだね」
「私も買わないといけないのがあったから、それで外に出たら見ちゃったの」
こ「そっか」
僕はそう言って、Aの頬を後ろから優しく撫でた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめな(プロフ) - 虚徠さん» ありがとうございます！CSS、表紙に貼っておいたのでぜひ飛んで行ってみてください！ (7月29日 12時) (
レス) id: b3b8a8904b (このIDを非表示/違反報告)
虚徠(プロフ) - CSSは何を使ってるんですか？ (7月29日 10時) (レス) id: 7ddacb25f7 (このIDを非表示/違反報告)
虚徠(プロフ) - 面白くて好きです！おうえんしてますー (7月29日 10時) (レス) id: 7ddacb25f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめな(プロフ) - もも。さん» ひゃー、それは嬉しいです！不定期ですが、これからも見に来てくれると嬉しいです！ (2023年1月25日 22時) (レス) @page21 id: b3b8a8904b (このIDを非表示/違反報告)
もも。(プロフ) - ニヤつきが止まらないぐらい好きです...神作品だぁ... (2023年1月25日 20時) (レス) @page24 id: b8a386ab25 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめな | 作成日時：2022年4月23日 15時
