第二十三話 ページ24
落ちる……！！もしかして、死ぬ……？
ロー「ルーム」
でも、落ちるなら…私は…本当に直哉くんに会えるのかな……？
ロー「シャンブルズ」
「あ、あれっ……？」
さっきまで視界が海一面だったのに、気がついたらさっきの位置に戻っていた
ボチャンっと何かが落ちる音だけ聞こえた
サンジ「おわぁぁぁぁあ！？」
「サンジくん！？と、ロー様……？」
目の前には身を乗り出して落ちかけてるサンジくんと、呆れた顔したロー様
ロー「ったく……お前は何回問題を起こせば気が済むんだ」
サンジ「トラ男てめぇ！Aちゃんが急に丸太になったから何事かと思っただろ！！？」
ロー「見苦しいぞ、黒足屋」
サンジ「んだとコラ！！」
サンジくんが何とか体制を戻して無事かと思ったら、今度は2人で言い合いが始まった
サンジ「はぁーー……でも、Aちゃん無事でよかった…ほんとに…」
「さ、サンジくん……」
サンジ「なんであんな事したの？死んじゃうところだったんだよ？」
真剣な眼差しでこちらを見てくる……
でも、どうやって伝えたらいいの、旦那のことなんて
「ごめんなさい……あの、その……」
頭が回らない、言葉が出てこない…冷や汗がダラダラと流れる
サンジ「まだ、言えないのか」
「……うん」
サンジ「……そうか、わかったよ」
「ごめんなさい……」
サンジ「もう無茶しないでくれよ……？」
子犬のような顔しながら頭を撫でてくれた
……直哉くんがいるのに、顔が熱くなりドキッとしてしまった
ロー「……おい」
「はっ……」
しまった、二人の世界にはいってた
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作者名：(´・ω・｀) | 作成日時：2022年9月6日 17時
