【ONEPIECE】何も知らない私がワンピの世界に飛び込むと (ページ14)

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第十三話ｰ主人公過去ｰページ14

学校に行っても、最初のうちは普通だったのにとある日からいじめの標的にされてしまっていた

そこまで激しいいじめではなかったけど、無視をされたり、根も葉もない噂を広げられてしまった

学校にすら居場所がない私はどうすることも出来なくなっていて、ただ泣く事しか出来ない
虐められるようになってから、自傷行為が止まらなくて手首が赤く染まっていた

「死にたい……死にたい……どうして私ばっかりこんな目に遭わないといけないの……！？助けてよぉ！！！」

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

「……」

走ってしばらく経つはずなのに、ずっと胸が苦しい

「またやな事思い出しちゃったな……」

一人でいると、余計なことばかり考えたり、過去に足をすくわれてメンタルが病んでしまう

「……直哉くんが居たら、そんなこと……絶対に思い出さなかったのに……」

涙がまたボロボロ溢れてきた

「会いたいよ……会いたい……直哉くん……」

海の声しか聞こえない静かな森で、私のすすり泣く声が響いた

届いてないくせに、どうせ、泣いたって迎えになんて来るはずがないのに、一体どうやったら帰れるの

「……やっぱり、ここの世界で死んだら……帰れるのかな……？」

……死んでみようかな、この崖から飛び降りて……

ｶﾞｻｯ

「！！」