苺の王子様は無理しがち!?part2

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ころんside

買い物が終わりゲームをしようとしたとき、違和感が確信に変わる。

こ「どうやって操作するんだっけ…」

操作方法が分かっても、僕の家に置いてあるゲームのほとんど遊んでいる、特にこのゲームは何回も攻略しているはずなのに、ストーリーの内容、正しい選択しも全てわからない。

ふと、気になったので、洗面台の鏡の前に移動した。

こ「本当に、僕なの?」

鏡の前にいた自分は元の水色はだいぶ抜け、若干としかわからないほど薄かった。

肌もまるで色が塗られていないかのように真っ白で気味が悪い。

失われていく記憶、抜けていく色。関係がないとはどうも思えない。

こ「えっと、なんだっけ？」

ああそうだ、と今考えていたことを簡単にメモしておいた。

これから、どんな記憶が消えるかわからないからだ。

まだ、メンバーのことは覚えているから大丈夫だろう。

改めて見てみると、自分が塗り絵の中にいたんじゃないかと思ってしまう。

何かわからないけど、一時的にこれを「塗り絵症」と呼ぶことにした。

外に出るのが怖い。

僕はすべての部屋のカーテンを閉め切り、閉じこもった。

色素がないとやけどを負うかもしれないと思ったからだ。(メラニンがあると日光からの熱はある程度抑えられますが、メラニンが少ない人もおり、その方はやけどをする恐れがあります。)

こ「るぅとくん、莉犬くん、ジェルくん、なーくん……さとみくん」

僕は決して忘れることの無いように大切なメンバーの名前を呼び続けた。

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