私の姉はお医者さんPart57

仲違い2 ページ29

陽菜side



1人でお昼ご飯を食べてたら、
向かいの席にガタンっと座ってきた先生が・・・



麻 「 はぁ・・・」



陽 「 わっ､､､まりちゃんっ。(驚)」



麻 「 陽菜。お疲れ・・・」



陽 「 お疲れ〜。来るなら連絡くれればいいのに〜。」



麻 「 あんたは呑気そうでいいね・・・」



陽 「 え〜､､､そんなことないよー。」



麻 「 悩みとか人間関係問題とか、ないでしょ。」



陽 「 あっても寝たらリセットだもん〜。」



麻 「 よくそれで妬まれないよ。尊敬する。」



陽 「 なんかまりちゃん怖ーい｡｡｡」



麻 「 陽菜は優子と上手くやれてて信じられないって話。」



陽 「 なにそれ、だって姉妹じゃんー。」



姉妹に上手いも下手もないと思うけどなぁ・・・
それはそうとキツネうどんが美味しい｡｡｡(笑)



麻 「 これ・・・優子に良いことしたつもりだったけど、
・・・突き返されちゃった・・・はぁ､､､」



陽 「 ん〜？どれー???」



麻 「 これ・・・」



陽 「 この冊子？まりちゃんが作ったの？」



麻 「 そう。優子が由紀の治療をするのに役立つと思って。
けど､､､今更そんなの必要ないって。」



陽 「 優子にだってプライドがあるからね〜・・・」



麻 「 プライド､､､？」



陽 「 うん。まりちゃんにもあるでしょ？
特に優子は由紀に対して正義感も責任感も強いし。」



麻 「 だったら、なんなのよ。」



陽 「 1回、優子は1人で頑張る。自分が受け持つ。
って決めたから、そこは曲げたくなかったんだろうし、
誰にも頼りたくなかったんじゃないかなぁ､､､」



特にまりちゃんには変に頼ったりして、
借りを作りたくなかったのかもしれないし。



陽 「 渡し方も・・・そのまま渡してたら、
優子も見下されてるみたいで良い気はしないと思うし。」



麻 「 うーん・・・そう？」



陽 「 まりちゃんは上に立つ立場だし分からないと思うけど、
妹の優子からしたら弱みを舐められてバカにされてる、
って感じても無理はないんじゃないかなぁ､､､」



麻 「 そんなつもりで用意してないけど。」



陽 「 あとは言い方とかー？
優子じゃないから詳しい気持ちは分からないけどー。」



麻 「 ・・・嫌われた､､､？」



陽 「 今、空気最悪だもんね〜､､､」



姉を一瞬で嫌うかってところだけど、
絶対に良い気はしてないし居心地は良くないはず。

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