病室2 ページ34
陽菜side
優子は用があって一旦ナースステーションに戻った。
私は持ってきた荷物を棚に入れていこうかな。
陽 「 由紀〜。今ってまだお洋服着てる？」
由 「 ぅん・・・来た時のまま・・・」
陽 「 もう夜だしこっちに着替えちゃって〜。」
由 「 ぅわ・・・(驚)
っ､､､病人に、急に投げて来ないでよ､､､(汗)」
陽 「 着替えちゃって〜。」
由 「 う、うん､､､(汗)」
陽 「 由紀、今自分が病人って認めた〜。(笑)」
由 「 だって､､､入院って・・・脳の液がもれてる、って､､､」
陽 「 ・・・優子から症状のこと聞いた？」
由 「 ・・・・・なんで・・・また・・・」
陽 「 ・・・うんー???」
由 「 にゅういん・・・なんだろぅ・・・(ｳﾙ)」
ベッドの上で着替えながらボソボソと喋る由紀。
喘息で入院してて退院できたと思ったらこれだもんね､､､
陽 「 入院した方が予後が良いからだよ〜。
あと、何か起きても直ぐに対応できるしね〜。」
由 「 がっこう・・・いきたかったな・・・」
陽 「 学校休めてラッキーだよ♪」
由 「 ・・・・・・ゆぅちゃん､､､きらい・・・」
陽 「 優子だって、由紀が憎くて、嫌いだから、
由紀を入院にさせてるんじゃないんだよ〜？」
由 「 ゆぅちゃんが、検査したから・・・
違う人だったら・・・入院なんか・・・しなかったかも､､､」
陽 「 優子じゃなかったら、
由紀の大事な症状に気付けなかったかもしれないんだよ〜。」
由 「 そしたら・・・入院しなかったもん・・・
学校、行けたもん・・・ゆぅちゃんのせいだもん・・・」
由紀の症状に気付いて診断出来たのは、
間違いなく優子の医師としての頭脳と腕が良いから。
だけど、由紀にとってはその才能も厄介なのかも。(苦笑)
陽 「 優子が診断出来てなかったら、
由紀はもっと苦して辛い症状に悩まされたり、
しんどい思いをしちゃったりしたかもしれないんだよ？」
由 「 いいもん・・・」
陽 「 良くないから優子は診断を下したし、
申し訳ないけど由紀を入院させる事に踏み切ったんだよ。」
由 「 ・・・大げさ・・・やりすぎ・・・」
陽 「 もしこのまま気付けなくて病状が進行したら、
由紀、急に倒れて死んじゃうこともあったんだよ？」
由 「 え､､､？(汗)」
硬膜下血腫・・・最悪の場合だって想定できる。
優子はそれを一番恐れてる。きっと、誰よりも・・・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノギ飛鳥(プロフ) - リクエストです。ゆきちゃんが反抗期に入り優ちゃんに怒られても、ほっといて欲しいとキツくお互いがぶつかっり合ってしまい1週間ぐらい顔も合わせず話さないのをはるちゃんに間を取り持って仲直りするがギクシャクしてしまう話がみたいです。 (2022年9月23日 22時) (
レス) @page50 id: bb04e5992b (このIDを非表示/違反報告)
優陽(ゆうひ)(プロフ) - つい先日まで自分も入院してて、体調も万全ってわけではないのに、優ちゃん働きすぎ……汗汗 今の状況で、優ちゃんがまた働きすぎで倒れた！とかいう展開になっても、流石に洒落にならないのでセーブするとこは上手くして欲しい……。 (2022年9月21日 22時) (レス) @page45 id: 6decca8765 (このIDを非表示/違反報告)
🥕 - 1番新しい作品も大好きなので更新楽しみにしてます！ (2022年9月12日 19時) (レス) id: f3da97c624 (このIDを非表示/違反報告)
©️ - 他の2作品の続編も楽しみにしてます♡ (2022年8月28日 21時) (レス) id: 364d399d93 (このIDを非表示/違反報告)
( ル▽ル)(プロフ) - 由紀がストレスで声が出なくなってしますお話が読みたいです。大変だと思いますがいろんな話を更新してくれて嬉しいです。 (2022年8月28日 7時) (レス) id: 65469d23f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優菜 | 作成日時：2022年8月25日 16時
