私の姉はお医者さんPart56

優しさ ページ31

陽菜side



由紀の着替えとか入院セットを準備するために、
家に帰ってきた。また病院に戻らなきゃいけないけど。



陽 「 ただいま〜。」



麻 「 おかえりなさい。なんかバタバタうるさかったね。」



陽 「 ちょっと急いでて〜・・・あ、まりちゃん。」



麻 「 帰ってくるだけの何を急いでたのよ。(苦笑)
・・・なに？夜ご飯ならさっき作り終えたよ。」



陽 「 お腹空いたなー・・・
由紀が入院することになったって優子から聞いた？」



麻 「 聞いたわよ｡｡｡まぁ、直接ではなかったけど。(ﾎﾞｿｯ)」



陽 「 聞いてたんだ〜。なら良かったー。
・・・えー？なんか言った〜???」



麻 「 何も言ってない。気のせいじゃない？」



陽 「 そっかー・・・だからさー､､､
入院セット、準備して持っていかなきゃなのー。」



？ 「 え・・・誰が､､､入院するの・・・？」



リビングにあるティッシュやらマスクやらを纏めてたら、
ドアが開いて明日香がリビングに入ってきた。



陽 「 あー、明日香〜。」



明 「 あ､､､はるちゃんおかえり。なにしてるの???」



陽 「 由紀が今日から入院になったの〜っ・・・
だから、日用品とかの入院セットの準備中〜。」



明 「 え・・・由紀・・・ほんと､､､？(驚)」



麻 「 うん・・・今日、検査して、そうなったって。」



明 「 そんなに酷かったってこと？」



陽 「 ん〜・・・脳脊髄液減少症だっけー???」



麻 「 そうね。酷くはないっていうか・・・
病気ではないけど、入院が必要っていうか・・・」



明 「 なにそれ。はっきりしてよ。」



さすがに妹の入院って事実は衝撃的だし心配なのかな。
由紀には冷たい時も多い明日香もソワソワしてる。



麻 「 入院しなくても大丈夫っちゃ大丈夫なの。
けど、入院して治療をした方が安全な症例なんだ。」



明 「 入院・・・また由紀、変なことしたんだ。」



陽 「 原因は分からないみたいだよ〜。」



明 「 けど、由紀の自業自得に変わりないでしょ。
・・・あいつ、いつになったら学ぶんだろ・・・ったく､､､」



麻 「 由紀だってなりたくて入院になってるんじゃないの。」



明 「 由紀の自己管理が悪いのと、
由紀の注意力が散漫してるからでしょ。どうせ､､､」



心配してるのかと思ったらそうでもなさそう・・・？(苦笑)
明日香がまたリビングを出てっちゃった､､､

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