私の姉はお医者さんPart56

検査 ページ2

優子side



由紀が泣き続けて1時間くらいが経ってる気がする。
そろそろ発作が起きてもおかしくないし、怖いから、
1回、ネブライザーを取りに行きたいんだけどな､､､



由 「 ぅぅ､､､ﾋｯｸ、ﾋｯｸ､､､ｯｸ・・・ｹﾎｹﾎ､､､ぅぅ､､､ゃ､､､」



梅 「 痛いのが嫌なのも、病院が嫌いなのも分かるよ。
でも由紀ちゃん。優子は由紀ちゃんが嫌だから、って、
わざとやろうとしてる訳じゃないんだよ。(撫)」



由 「 ﾋｯｸ、ｯｸﾞ､､､ぅぅ、そ､､､だげどぉ・・・ぅぅ、ｯｸ､､､」



優 「 帰りたいんでしょ？帰ればいいじゃん。
検査したい。って、してみよう？って言ったって、
無理出来ない、嫌だ、ってばっかりでやる気ないじゃん。」



もちろんこのままで言い訳はないし、
検査をやらないって選択肢はないんだけれども。



由 「 ゆぅぢゃ､､､ｯｸ､､､ｹﾎｯ・・・きらぃぃ､､､ﾋｯｸ､､､」



優 「 嫌いで良いって言ってんじゃん。」



梅 「 優子、口が荒いよ。」



優 「 ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ､､､由紀が良いなら、好きにすればいい。
ｹﾞﾎｯ､､､けど、頑張ってって言ってるのに、
頑張ろうともしないのは、由紀の方でしょ？」



由 「 ぅぅ、ｯｸ・・・ｹﾎｹﾎｯ､､､ゆぅちゃぁの、ばかぁぁ､､､」



優 「 はぁ､､､ｹﾞﾎｹﾞﾎ・・・(呆)」



梅 「 優子。私とれいにゃんで由紀ちゃんを押さえようか？
そしたら造影剤も打てるんじゃない？」



れ 「 協力します。」



梅 「 時間も無いことだし､､､」



私の仕事が詰まってるって事を、
誰よりも理解してくれてる梅ちゃん。
私にも負けないくらいの困った表情を浮かべてる。



由 「 ゆぅぢゃぁぎらいっ､､､ｹﾎｹﾎｯ､､､！ぅぅ､､､
ぞんなごどじだら､､､ゆるざないがらっ､､､！ｹﾎｯ､､､！」



梅 「 由紀ちゃんも嫌だよね｡｡｡気持ち分かるよ。
分かるけどね・・・(撫)」



優 「 そんな我儘ばっかりが通用するの？
ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ､､､そんなこと言って､､､良い思いするの？
嫌って言えば、ｹﾞﾎｯ､､､なんでも、許されるのっ？」



梅 「 優子もそんなに熱くならず、冷静に､､､(苦笑)」



優 「 じゃあ言わせてもらうけどっ､､､ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ､､､
私も、由紀が検査受けてくれないなんて嫌だからっ。」



私が全部の検査を担当するって言ってるのに。
なるべく由紀が苦痛じゃないように頑張るって言ってるのに。

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