私の姉はお医者さんPart42 (ページ30)

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ICU ページ30

明日香side

咲子としーちゃんに背中を押されて、
学校からゆうちゃんの居る救命病棟に来た。

明「ゆうちゃん、どこのベッドだろう・・・」

看「お見舞いの方ですか???」

明「あ、はい､､､(汗)
ここに姉が入院してるはずなんです・・・」

看「お姉様ですか？」

明「大島、優子っていうんですけど､､､」

看「あーっ、優子先生のっ。
病室の方にご案内しますね。(微笑み)」

明「すみません、忙しいときに､､､(汗)」

看「いえいえ､､､(微笑み)
・・・・・・・・・・こちらになります。」

明「・・・あ、すみません､､､
ありがとうございます・・・(ﾍﾟｺ)」

案内してくれた看護師さんに軽く頭を下げて、
恐る恐る扉をスライドさせた・・・

陽「・・・明日香。(驚)」

明「はるちゃん。来ちゃった・・・」

陽「おかえり。直接来たの？」

明「うん､､､」

陽「心配かけちゃってごめんね､､､」

明「ううん､､､
ゆうちゃん・・・ゆうちゃんっ・・・(ﾄﾝｯ)」

優「・・・・・・・・・・・・・」

明「ゆうちゃん・・・(ｳﾙ)
ゆうちゃん、大丈夫、なんだよね､､､???」

陽「頑張ってるから優子を信じてあげて？」

明「ゆうちゃん・・・がんばれ､､､(ｳﾙ)」

優「・・・・・・・・・・・」

明「・・・・・この折り紙、どうしたの???」

陽「あーそれねー､､､(笑)
由紀が折って午前中に持ってきた。(笑)」

明「え、由紀が???」

陽「うん。(笑)」

眠るゆうちゃんの顔の横に3羽の小さい折り鶴。
まさか由紀が作ってたとは・・・(驚)

明「由紀、大好きだもんなぁ､､､」

陽「好きすぎるあまり勝手にココに来ちゃうのは、
どうにかして欲しいとこだけどね､､､(笑)」

明「千羽鶴､､､だっけ？」

陽「あー・・・よくあるよね、そういうの。」

明「千羽かぁ・・・」

陽「作り終える前に、
元気になってくれたらいいんだけどな､､､」

明「ゆうちゃん､､､良くなるよね???」

陽「良くなってもらわなくちゃね。
このままなんて私が許さないもん。
優子わかった？目覚めてくれなきゃ許さないよ。」

優「・・・・・・・・・・」

明「私も許さないよ、ゆうちゃん。」

陽「みんな待ってるからね・・・(撫)」

優しく微笑んでゆうちゃんの頭を撫でるはるちゃん。
ゆうちゃん、早く良くなってね・・・