私の姉はお医者さんPart36 (ページ8)

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発作3 ページ8

優子side

発作自体は治まってきたものの、
泣き止む気配は一切見せない由紀。

優「また入院したいの？
せっかくやっとの思いで退院出来たんじゃないの？」

由「うぅ､､､やぁぁ､､､」

優「なにがよ。何が嫌でそういう行動を取るのか、
私にはさっぱり分からないんだけど。」

由「うぅ､､､ﾋｯｸ､､､」

優「泣けば許されるの？
泣けばもう発作起きないの？泣けば入院しないの？」

佐「優子、言い過ぎじゃないかな､､､(苦笑)」

れ「さすがにちょっと､､､(汗)」

優「いつも言ってるよね？
由紀本人の協力と意識がなきゃ無理だ、って。」

由「うぅ､､､ﾋｯｸ、ｯｸ、ﾋｯｸ､､､」

優「私だけじゃどーにもなんないんだって。」

いくら私だけが由紀の喘息と向き合ってたって、
由紀が見て見ぬふりしてればどうにもならない。

優「私じゃなくていいなら好きにしなさい。
これからも走ったり自制が効かないなら、
私は由紀のことを診続けるなんて出来ない。」

由「やだぁ､､､ﾋｯｸ、ﾋｯｸ､､､」

優「いいんじゃない？そうすれば、
今までみたいに怒られて泣く事もないだろうしね。」

由「やっ、やっ､､､！やぁぁ､､､！ﾋｯｸ､､､(ﾀﾞｷ)」

優「抱きつかれても喚かれても困るんだけど。
私がして貰いたいのはそんなことじゃない。」

佐「優子？本気で言ってんの？」

優「由紀のやりたいようにさせてくれる医者、
探せば出てきてくれるんじゃない？」

由「うぅ､､､ﾋｯｸ､､､なさぃ､､､」

優「由紀が望むなら、
医者にかかんないで生きてくのもアリじゃん？」

由「ﾋｯｸ、ゆ、ちゃ､､､ごめ､､､ﾋｯｸ､､､」

泣いて抱きつかれて謝られてもねぇ､､､
毎回毎回同じことの繰り返しだし・・・

優「友、散歩行く？」

友「え、今？」

優「だって行こうって話してたじゃん。
もう私は手が空いたし行けるよ～。(笑)」

友「でも、由紀ちゃん､､､」

優「あぁ、由紀の話はもう終わったから。
しーらないっ、好きにさせればいいんだよ。」

友「え・・・」

優「行こう行こう♪」

友「う、うん､､､」

由「うぅ､､､ﾋｯｸ､､､ぅわぁぁぁん､､､」

陽「あーもー､､､由紀、おいで???」

優「はぁ・・・(呆)」

友の腕を引いて部屋を出た。
ちょっと頭冷やさなきゃなぁ・・・私も。