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トリアージ、、、 ページ36

麻里子side



姉妹たちに気を取られてたけど、
周りを見渡してみたらかなりの混乱状態だった、、、



麻 「 やばいねこの状況、、、災害現場みたい、、、」



優 「 ちょっとごめんね〜、大丈夫だからね〜。
少しだけ体を診させて貰うね〜。」



? 「 あ、あのっ、うちの子は、、、(震)」



陽 「 あらら、擦り傷と打ち身が多いね、、、」



優 「 うん、、、目に見えるケガの処置お願い。
私、左足の処置しちゃうわ・・・」



麻 「 これ、、、(汗)」



優 「 骨折だね。折れちゃってる。」



? 「 えっ!だ、大丈夫なんですよね、、、?(震)」



優 「 処置しちゃいますね。
骨折だけでは死なないので大丈夫です。(微笑み)」



分かりやすく死なないって微笑む優子。
こういう状況に慣れてるなぁ・・・



友 「 友、あっちの方見てくる。」



優 「 友、トリアージ出来るよね?」



友 「 うん、、、」



優 「 じゃあよろしく。
危険な人の隣に何か目印置いといて欲しいかな。」



友 「 分かった。」



優 「 よしっ、とりあえずはこれで大丈夫です。
気分が悪くなったとか反応が薄くなったとか、
何か少しでも変化があったらまた教えて下さい。」



? 「 あ、ありがとうございますっ。」



陽 「 傷もある程度は保護しました。
また出血が止まらない場合は言ってください。」



? 「 あ、はいっ。
本当にありがとうございますっ。」



優 「 いえ、大丈夫ですよ。(微笑み)
それより、お母さんは大丈夫ですか?」



? 「 あ、はい、私は・・・」



実は少し顔色の悪い処置した子のお母さん。
その微かな違和感に優子は何かを察したっぽい。。。



優 「 ちょっとすみませんドア開けますね・・・
っと、、、ちょっと座席に腰を下ろしてください。」



? 「 えっ、でもっ、、、ほんとにだいじょ、、、」



優 「 大丈夫じゃないかもしれないんです。」



? 「 は、はい、、、」



麻 「 本当にケガとかありませんか?
ささいな事でも仰って下さい。」



? 「 ・・・ぁ、、、少し、頭を、、、」



優 「 頭・・・まりちゃんペンライト。」



麻 「 あ、うん、、、はいっ。」



優 「 この光を見てて下さい。
動かすので目で追ってみて下さいね。」



ペンライトをかざして診察をする優子。
少ししてライトを消しながら小さく頷いてる。

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にんじん - いつも楽しく読まさせてもらってます!特に推し(ゆうこちゃん)の弱りが最高すぎて何度も読み返したりしてます。これからも応援してます! (2021年4月1日 21時) (レス) id: ce51a1205b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優菜 | 作成日時:2021年4月1日 9時

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