雪空の下で愛を誓うよ (ページ7)

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(目黒side)

放課後になり教室の外に出る。

すると、そこにはたくさんの先輩がいた。
何事かと思ったら部活の勧誘らしい。

手当たり次第ビラを配るものもいれば
可愛いユニフォームで
目を引かせようとするものもいた。

目黒「部活どうしようかな～～」
向井「俺、演劇とかやりたい！」
A「向井くんが演劇？！」

え。演劇？！？
俺聞いてないんだけど。
何でも知ってると思ったけど
全然知らなかった。

康二が演劇..........。

クラスが違うと
こういうのも増えてくるのかな。

アイツなら友達もいっぱい増えて
何ヶ月かしたら俺のことを指差しながら
「アイツ俺の昔の友達やねん」
って新しい親友に言ったりするのだろうか。

自分がネガティヴなことくらい
嫌なくらい分かってるけど
胸がチクリと痛む。

向井「なんか新しいものにも挑戦したくて」
目黒「えー凄いじゃん。Aは？」
A「わっっかんない」

Aマジで何に入部する気だろ。
全然分かんねえ.....

運動部よりも室内系の方が良さそう。
でも、室内部でAが好きそうなの
無いような気がするな～～

目黒「そうなんだ」
向井「目黒は？」
目黒「....俺はなんでもいいかな」

出店のように少し歩けば華道部、バスケ部
柔道部といろんな部活が並んでいた。

A「あ！ここ向井くんが言ってた....！」
向井「俺ちょっと見学いってくるわ！」
目黒「見学行かなくても入部するだろ」
A「あ。向井くんいないと寂しんだ」

なんだそのドヤ顔。
うわ、これ康二が調子に乗るやつじゃん。
絶対、「俺のことスキやな～～」
とか言ってくるに違いない。

向井「も～～～～～～！ほんと俺のことス、」
目黒「バカ、違うから」