40話 ページ42
ドゴォォォォンッと衝撃音が響く
「………手前俺に手を出すとは良い度胸じゃねえか!!」
Aの攻撃は中也に止められた
中也が戦闘態勢に入る
「重力に逆らえると思うなよ!!」
「中也!待てそれは────」
「駄目ですよ」
Aだと云おうとしたとき真ちゃんに止められた
「太宰さんここは危険です逃げますよ」
真ちゃんが私の服の袖を引っ張る
「あれは
真ちゃんに連れられて私はその場から逃げ出した
中也とAが戦っている音を聞きながら私達は屋敷の廊下を走る
ブブブブブブブブブッ
虫の羽音が聞こえた
見ると全方に蜂の集団が迫ってきているのが見えた
「やばいですね………太宰さん蜂に刺されないでくださいよ。後々面倒くさいですからね!」
真ちゃんはUターンし走り出したが
「おっと……これはこれは……」
後ろにも蜂が迫って来ており八方塞がりとなってしまった
「やばいですね……太宰さんどうしましょうか……このままだと私達ジ・エンドですよ……」
「そうだねぇ……」
脱出できる術がないかあたりを見渡すと近くに扉があった
彼処に行けば助かるかもしれない
だが、蜂はもう扉のすぐ近くまで近づいていた
一か八か……
私は真ちゃんの手を引いて走り出した
「太宰さん?!」
「彼処に扉がある!走れ!!」
「ですが…もう蜂がすぐそばに……!!!」
彼女の言うとおり蜂は私の目の前にいた
間に合わない……そう思ったその時────
にゃッははははははははははは!!!
誰かの笑い声が響いた
声に気づいたのか蜂は私達から離れ何処かに行ってしまった
「太宰さん太宰さん!早く!!後ろから蜂が来てます!!」
私達は急いで部屋に転がり込んだ
入ったその部屋は
壁中に鏡が沢山ある不思議な部屋だった
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aoihosi1016(プロフ) - 中也endも読みたいです!楽しみにしています!! (2020年4月6日 2時) (レス) id: e749c9c1e6 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 頑張って下さい!更新待ってます! (2020年3月18日 8時) (レス) id: 8ab0d0e315 (このIDを非表示/違反報告)
綾津 - 文ストも物語シリーズも好きなので、この作品が大好きです!更新楽しみにしてます! (2019年8月25日 17時) (レス) id: 3cda621b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪燐 | 作成日時:2019年7月30日 13時