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12話 ページ14

暫くして彼は私の食事を持ってきた


サンドイッチと紅茶、そしてデザートでどーなつがついてきていた


好物のどーなつに思わず目がいってしまった


「相変わらず、Aこのお菓子が好きなんだね」


クスリと笑う太宰くん


そんなことなど気にせず私はサンドイッチを口にした


何も話すことは無くただ私の咀嚼音だけが響いていた


サンドイッチを平らげ、デザートのどーなつに手を出した時、太宰くんが私に聞いてきた


「ねぇ、その左腕と右脚何時からそうなの?」
 

『一年ぐらい前からかな?』


私はどーなつを食べながら答えた


『猿の怪異を取り込んだ時にこうなった。人前に曝け出すなんて出来ないから何時もはこうして包帯を巻いて隠してるんだ』


「使うとあんな風に暴れるのかい?」


『……そうだね。私の中にいる怪異で一番厄介な奴だよ』


紅茶を飲み一息つく


「ねぇ…A」

太宰くんが私の目をまっすぐ見て問いかける


「“怪異”を全て見つけたとき、君はどうするんだい?」


彼の問いに私は紅茶に写る自分を見ながら云った

 

『さぁ……どうしようかね』

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aoihosi1016(プロフ) - 中也endも読みたいです!楽しみにしています!! (2020年4月6日 2時) (レス) id: e749c9c1e6 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 頑張って下さい!更新待ってます! (2020年3月18日 8時) (レス) id: 8ab0d0e315 (このIDを非表示/違反報告)
綾津 - 文ストも物語シリーズも好きなので、この作品が大好きです!更新楽しみにしてます! (2019年8月25日 17時) (レス) id: 3cda621b77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪燐 | 作成日時:2019年7月30日 13時

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