38振り ページ39
途端に会場全体に花吹雪が舞った
何も見えない中でガキィンッと何かが弾く音が聞こえた
弾く音が聴こえた後、花吹雪が止んできた
花吹雪の中から現れたのは刀を持った男の姿
赤と黒を基調とした服に赤い瞳と色っぽいホクロ
彼はこちらを振り向く
そして彼はこう言った
「もう呼ぶの遅いよ主」
『悪いな加州』
彼──加州清光は頰を膨らませると
「俺はずっと前から準備してたのに主ったらなかなか呼んでくれないんだもん」
とむくれながら言う
『加州には特別な場所で呼びたかったんだよ。あの時、加州が言ってくれたからここまで頑張れたんだ』
そう言うと加州は
「…よーし！主がそう言うなら俺頑張っちゃうよー！」
機嫌が直ったようで泉に向かって刀を構えた
対する泉は加州を見たまま動かない
暫くすると泉は口を開いた
「誰よ……そいつ…どっから出てきたのよ……」
どうやら泉は加州に対して戸惑っているようだ
「あんたの個性って鈍らの刀を出すだけなんじゃなかったの？！」
その言葉に加州は「あー」っと声を漏らす
「そう言えば、主は人の前では本体の状態で出してたからねー」
『ん？そうだったか？』
「もー！主はすぐに忘れちゃうんだから!」
そんな自分たちのやり取りを見て腹が立ったのか泉はわなわなと拳を震わせている
「私のことを……騙してたんだな……絶対にゆるさない！！」
すると泉はまた大きな風を出し、自分達に襲い掛かってきた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 695人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アベリア(プロフ) - めっちゃあっさり負けるやん。前の人も言ってたけどなんでスピードにタンク出しちゃったのか分からないんですけど。。 (2019年3月30日 4時) (
レス) id: 180bdb299f (このIDを非表示/違反報告)
ＡＯ - すみません、続編が下書き中ページのままなのですが？.... (2019年3月28日 11時) (レス) id: eb57762362 (このIDを非表示/違反報告)
菜奈実@アニオタ(2次元オタ)(プロフ) - 読ませてもらっている途中の者ですー。11振りの回ですが顕現したのが薬研なのか乱なのかわかりずらいです。修正お願いします。 (2019年3月27日 2時) (レス) id: 1b00d24cb8 (このIDを非表示/違反報告)
♂ｒｅｏｎ♀(プロフ) - 飯田くんにあっさり敗れてしまいこっちが拍子抜けです。一気に面白みが無くなりました。。また、個性がエンジンの飯田くんになぜ短刀を出さなかったのかが理解できません。何故太刀や槍など機動が遅い刀剣にしてしまったのでしょうか？ (2019年3月26日 11時) (レス) id: 49359375a8 (このIDを非表示/違反報告)
アベリア(プロフ) - 妹と仲直りっていうか、懐かれて欲しいと思っているのは私だけでしょうか…、そして親父を二人でボコボコにしてやってください(おい) (2019年3月24日 23時) (レス) id: 180bdb299f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪燐 | 作成日時：2019年2月20日 22時
