【鬼滅の刃】頑張ったね、杏寿郎。

参拾漆 ページ38

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あの余命宣告を受けた日から
早二年



私は十七歳になりました
何故か今日まで病気のことは二人にバレてない


え、普通に凄くね((




病症は悪化していくばかりで
遂には寝たきりになってしまった



偶に体調がいい時は庭へ出て花冠を作ってます



結局旅に行けたのは半年くらいだけで
そこからはずっと家に居ます





父上はごく稀に杏寿郎達に稽古をつけてます
ほんっとにたまにだけど





…そして、今年は私が死ぬ年




長い様で短かったよ、二年間
あぁ、久し振りに母上のお墓参りでも行こうかな



え、体調？そんなの知らない((



…実を言うとくっそ悪い
口の中がめちゃくちゃ血の味←



まあ何とかなるか！←



そうと決まれば行こう





父上の部屋までゆっくり歩く




『父上』


槇寿郎｢どうした？｣


『一緒に、母上のお墓参りに行きませんか？』


槇寿郎｢体調は大丈夫なのか？｣



…ホントのこと言ったら
絶対部屋に送り返されるだろうな…



あぁでもなぁ…


『…実を言うと、あんまり』


槇寿郎｢じゃあ部屋に戻れ、無理に行こうとするな｣





ですよねぇ…
でも、今行かないといけない気がする




『…これが、最期になるかもしれないんです』


槇寿郎｢！……分かった、だが、無茶はするな｣


『はい…！』





あ、花冠作ろう
もう自分でアレンジ出来るようになってきた←

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