【鬼滅の刃】頑張ったね、杏寿郎。

弐拾捌 ページ29

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黙々と花冠を作っていると
後ろの方から人の気配が




誰だろう、と思って振り返ってみると
少し大人びた胡蝶姉妹



だんだん美人になってきてるねぇ…




しのぶ｢あ！Aさん！｣


カナエ｢こんにちは〜｣


『こんにちは、しのぶちゃん、カナエちゃん』



しのぶさんは懐いてくれた
すごい可愛いの、もう天使



しのぶ｢今日は何を作ってるんですか？｣


『今日は母上に似合う花冠を作っているんです』




久し振りに一緒に作りますか？
と声を掛ける



しのぶ｢作ります！｣


カナエ｢あっ、私も！｣





三年前に教えた時以来かな
そのあとも何回か作ったけど
二人共すぐ覚えちゃったみたいです



『ふふ、じゃあ好きな花を摘んで来てください』




そう言うと、二人は一斉に花を探しに行った



そんなに急がなくてもいいのに…





先に作っておこうかな
後もう少しだし



そう思い、止めていた手を再び動かし始める
意外と疲れるんだよね







.






ん、よし、出来た


二人にも作ろうかな
…でも指が限界だわ



じゃあ、花の指輪でも作ろうかな
これならすぐ出来る





かすみ草で作ろうっと
あんまり花が大きすぎると邪魔になるからね



カナエ｢Aさん！｣



お、一番はカナエさんかー



『早かったですね、しのぶちゃんは？』


カナエ｢多分もう少しで来るかと…｣


『なら先に少し進めておきましょうか』


カナエ｢はい！｣





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