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「で、なんの話?」

「……匠海、私、あなたにはもう会いたくなかった。」

「ストレートだね。」

「私……どうしても、匠海に裏切られたことが許せなくて、今までずっとそれに囚われてきた。」

「うん。」

「でもね、分かったの。私は……匠海を言い訳にして、逃げてただけだったって。」

「え……?」

「怖がってたって始まんない。なんの希望もなくても、進まなきゃいけない。そうやって、教えてくれた人がいるの。」

「もしかして……」

「うん。匠海、だから……もう、あなたとはなんの関係もない。ただの……友達に戻ろりたい。」

「っ……そんなこと言われたら、俺の言いたいこと言えないじゃん。」

「え?」

匠海の言いたいこと?あ、そういえば、話あるって言ってたな。

「俺……今でも、Aのこと好きだよ。」

「え……」

「都合いいようにしか聞こえないと思うけど……俺はヨリを戻したかった。でも……そんなことAは望んでないし、それに……好きな人、いるんだろ?」

「匠海……」

「だから、諦めはついたよ。でも……最後だから、あの時の話だけ聞いてくれる?」

「う、うん……」

「実はね____」

そう、だったんだ……

「よかった。これで、気持ちよく、匠海とお友達始められる。」

「そっか。じゃあ、よろしくね?」

「うん。」

差し出された匠海の手を、めいいっぱい握る。もう、恐れるものなんてない。

「早く行きなよ?きっと……待ってるよ?」

「うん……っ!!」

ありがとう、匠海。私はあの人のもとへ走りだした。

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作品ジャンル:タレント
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のん民(プロフ) - 更新やめてしまったのですか…。 (2017年7月28日 4時) (レス) id: c469fc1703 (このIDを非表示/違反報告)
とわ//8 - ゆいこっこさん» はいっ!!待ってます!! (2017年5月22日 22時) (レス) id: ac7abc9e78 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこっこ(プロフ) - とわ//8さん» ありがとうございます!!かなり亀更新なんですけど、気を長く待って頂けたら嬉しいです(*´ω`*) (2017年5月21日 23時) (レス) id: 1d5bb9c219 (このIDを非表示/違反報告)
とわ//8 - めっちゃおもしろいです!!続き楽しみに待ってますね!! (2017年5月21日 21時) (レス) id: ac7abc9e78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいこっこ | 作成日時:2016年10月17日 19時

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