ネット恋愛

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「え……」

「いや、そうでしょ？」

「そんなこと……言われると思いませんでした。」

だって、どぎついことけっこういってるし、優しさなんて全くないのに。

「だって、俺のことを考えてあんな風に言ってくれたんでしょ？」

「そんなこと……！！！

「……無意識なのかもしれないけど、俺は君の言葉に色んなものもらってるんだよ。勇気とか、自信とか。」

そんなこと思ってくれてたんだ……なんかもう、アリスのことなんてどうでもよくなってきた。

「アリスさんのこと、なんだけど……」

「あ、あの、海さん！！」

「ん？」

「その……アリスさんなんですけど……」

やっぱり、このまま黙ってるのはよくない。ここまで言ってくれてるんだもん。私も……ちゃんと正面から向き合うべきだ。ちゃんと言おう。それで、嫌われても、仕方ない……

「実は……！！」

『あれ？海？』

え……

「あれ？お前、なんでいんの？」

『この近くで撮影してたんだけど、超特急がここで撮影してるって聞いたから来ちゃった。』

「そうなのか。」

待って、いや。信じたくない。

『……A？』

「っ……」

「え、あ、Aちゃん！？」

海さんごめんなさい。でも、そこにいることは出来ない。

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