ネット恋愛

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超特急のツアーまで、日に日に近づいていく。チケットも無事に？取れちゃったし。もう行くしかないやつ(笑)

「A、おはよう。」

「おはよう、志織。」

「はよー。」

「げっ……康太いたの？」

「志織と仲良く登校中なんだからな。」

「はいはい。志織、ほんとにこんなヤツのどこがいいの？」

「え……なんとなく？」

とか言っちゃって、本当は康太のこと大好きなんだもんね。これだから志織は可愛い。

「そういえばさ、ライブの日、あっちで泊まってくるんだよね？」

「そうだよ。さすがに日帰りはつまんないし。時間もないしね。」

そう、私たちが住んでいるところは会場からは遠い。同じ県内でも、かなり離れている。電車で行くから、帰ってくるのは難しい。

「え？志織とA、どっか泊まり行くの？」

「そうだよ。超特急のライブ。」

「超特急？超特急って……志織の好きな？」

「そう。志織に誘われたの。」

「いいな……俺のことも誘ってくれればよかったのに……」

「……分かった。次は康太も誘うね。」

「うん！！」

康太、子供みたいだな。でも、そんな康太を見て、志織は可愛いとか思ってるんだろうな多分。ほんとラブラブなんだから……

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