第四十五話 ページ3
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「貴殿は確か.....彼の事件の時の........」
『嗚呼、こうやって顔を直接見るのは始めてですね.....
御初に御目にかかる
私は、有川Aと申します
お久し振りですね、福沢殿
以前は飛んだ無礼を働いたこと........本当に申し訳なかった
謝罪したかったんだ、ずっと』
有川が深々と頭を下げると、福沢は戸惑ってしまい、
直ぐに顔を上げさせた
「案ずるな
私がこうやって起業に踏み切れたのは、貴殿の御陰でもある
彼の時、貴殿の声を聞いていなければ
私の選択も変わっていただろう」
『私にそんな影響力はない ........
福沢殿が自ら選択したのですよ
其処の彼と歩んでいく運命を ........』
有川は隣に座る少年に視線を移す
吸い込まれそうな彼女の瞳に、見詰められた乱歩は少し身震いした
,
「( .....読めない ........)」
,
,
此の人は__________読めない__________
,
『ヤァ、君が江戸川乱歩だね
“天使殺人”の件なら私も知ってる
素晴らしい推理だったと聞いた
流石、世界一の名探偵だな』
有川はそう云って優しく笑う
「あ、有難う ...............////」
珍しく照れている乱歩に、福沢は内心驚いていた
「さて ........坊主の能力を活かす為の起業だったな ........いいだろう、儂が一役買ってやる
A、許可証発行だが ......『近日中に手配します』頼む ........」
淡々と会話をする有川と夏目
視線に気づいた夏目は福沢の方を見てニヤリと笑う
「彼女は儂の弟子でね、こうして偶に会っては仕事を手伝って貰っているんだよ ........」
そうだったのか ........だが然しそうなると ........
「失礼だが貴殿、歳は ........?」
『十五だ ........
顔と声のせいで、成人していると間違われるが ........
そんなに年増に見えるか?』
有川は乱歩にそう問いかけた
彼は首を横に振って
「 ........////綺麗だと思う」
と云ったので、有川はまた、微笑み頭を撫でてやった
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月宮澪華 - 有川さんと紅葉さんのお茶会内容 (9月22日 19時) (レス) @page47 id: dd50640cfb (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - 玉こんにゃくさん» 読んでくださってありがとうございます!!文才私も欲しいです!分けてください!(笑)これからもよろしくお願いします! (2020年11月9日 0時) (レス) id: b3ca34c5e8 (このIDを非表示/違反報告)
玉こんにゃく(プロフ) - 待って、カッコいい…!有川さんん゛大好きです!文才分けてください私に! (2020年11月9日 0時) (レス) id: d74a9424e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - 柊さん» え、貧血?!大丈夫ですか ...?お大事になさってくださいね ...いつもコメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします(^^)『いつもありがとう。柊さんも体調に気をつけて、またお互い頑張ろうな』 (2019年5月21日 12時) (レス) id: 27ee46e64f (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - ううう有川さんがかっこよすぎて惚れても惚れきれないいいい!!更新ありがとうございます!待ってました!!体調には気をつけてくださいね。私は最近貧血になりました← (2019年5月21日 0時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルーク | 作成日時:2018年7月17日 18時