太宰治の指導教官【文豪ストレイドッグス】【太宰治】

第二十九話 ページ32

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有川と森が掛け合った結果、紅葉は罪には問われなかった









落ち着くまでは、一人にしてやりたいと









有川は、紅葉が指導を担当していた少年＿＿＿＿＿＿＿＿









中原中也を預かることになった









「宜しく、お願いします.........」









『ヤァ、よく来たな中也。堅苦しくしなくていい。









暫く一緒に過ごすんだ。








そんな様ではすぐ息詰まってしまうぞ？』









「Aさん .......」









有川の微笑みに中也は安堵の表情を浮かべる









『嗚呼、そうだ。治、おいで ........？』









奥の部屋に声を掛けると、包帯を身体中に巻き付けた少年____________________









太宰がひょっこりと顔を覗かせた









「此の子が ......中也？」









『嗚呼そうだよ。二人とも会うのは初めてだな？









同い年だ。仲良くするんだよ、いいね？』









「「 ......はい ........」」









不安そうに見つめ会う二人






その様子を有川は苦笑して見た後、









その頭を優しく撫でた









これが、後に黒社会で恐れられる









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____________________“双黒”の出会いである

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