第三話 ページ4
「太宰君。此の部屋だよ。」
森は他よりも一際重厚な扉の前で立ち止まった
「此処・・・ですか・・・？」
戸惑う太宰をお構いなしに森は扉をノックする
が＿＿＿＿＿＿
「・・・・・・・返事がないね・・・。」
ドアノブを回すと、重々しい音を立てて扉が開いた
ニャアアン・・・
金目の黒猫が出迎える
「矢ァ、グレース。主人は何処に居るのかな？」
名を呼ばれた猫は誘うように歩き出し＿＿＿＿＿
やがて本を読んでいる女の前で止まった
『ん？どうしたんだ、グレース・・・・・嗚呼・・・・来てたのか
森医師・・・』
今まで気づかなかったとでも云う様に、
女は顔を上げた
黒髪が揺れ、青い瞳が覗く
”あの人だ・・・・”
記憶の中の人が、今、目の前に居る
あの温もりを与えてくれた人が・・・・
『！御前は・・・・』
「嗚呼。君が拾ってきた子だよ。
・・・大きくなっただろう？」
『嗚呼・・・
・・・・で？私に何か用か？』
「例の指導教官の件だよ。君に頼んでいただろう？」
『はぁ？あれは断っていただろうが・・・・』
「其んなこと云わずに頼むよ〜」
『・・・あの老いぼれ爺も大概ムカつくが・・・・御前もだな・・・・』
「私と君の仲じゃないか。」
ニコニコ笑う森に再度溜息をついた女は太宰の頭を撫でた
「・・・ッ・・・・・///」
『まぁ、引き受けてやってもいいが・・・・
何か企んでるなら程々にしとけよ？』
「・・・・善処するよ。」
そう云うと森は外へと出ていった
『・・・御前、名前は何だっけ？』
「太宰・・・太宰治・・・・です・・・」
『無理に敬語を使うんじゃない。もっと楽にしろ。
じゃないと、此処では遣っていけないからな・・・』
「えっと・・・・・名前・・・・」
『ん？嗚呼私か？
私は有川。有川Aだ。大きくなったな、治。』
・
初めて、自分の名を呼ばれた
単純なことが嬉しかった
もっと、彼女について知りたいと
只、そう思った
＝＝＝＝
何だこの駄文・・・・
A「良ければ評価してくれ。」
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月17日 17時) (
レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます。此方で設定していた夢主の名前を誤って掲載していました。修正致しましたのでご確認ください。ご指摘感謝いたします。また何かあればコメント等お願いします！ (2021年4月2日 0時) (レス) id: b3ca34c5e8 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 28ページ 涙さんが とは誰の事でしょうか?? (2021年3月31日 0時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - ぴのさん» 有川『ぴのさん、お褒め頂き光栄だ。貴方は治のことをよく判ってらっしゃるのだな ....今後作者も学んでくれることだろう。ご指摘、感謝している。これからもこの物語を見守ってくれ』 (2019年4月14日 23時) (レス) id: c44f57a01a (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - ぴのさん» コメントありがとうございます！そうですよね、私も判ってるんですが何分映画特典が出る前に書いた話だったので多分推測で私っていう一人称になってるんだと思います....(あくまで私の妄想の塊ですので ...)ご指摘感謝です！今後の参考にさせていただきます。 (2019年4月14日 23時) (レス) id: c44f57a01a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルーク | 作成日時：2018年3月12日 23時
